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2018.09.24 13:52|
著者 : 森谷明子
東京創元社
発売日 : 2014-11-28
れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、今日ものんびりのどか。けれど、図書館を訪れる人たちには、人知れぬ悩みがあるようで……やっぱり、毎日ふとした謎が湧きおこる。そんななか、図書館の近隣で大事件が! 季節のうつろいを感じながら、またまた頼もしい先輩司書の助けを借りて、文子は謎解きに挑むが……。

少年しか知らない絵本の題名は?幻の卵料理は?謎解きといっても本にまつわること。 本全体がまるでブックトークのようで、色んな本が登場する。知っている本もあるが、え~、そんなの知らなかったよ!と臍を噛みたくなることも。「ある子馬裁判の記」は含蓄に富んでいて面白そう! 料理家辰巳芳子さんの卵10個で作る『心臓焼き』などにはびっくりした。

勿論、ストーリーの芯となるのは日向山から発見された白骨死体。『山の先生』とおんじの関係は? 隠された悲話が切なくてクライマックスを迎える。
森谷さんは目下大好きな作家さんです。
2018.09.19 17:53|
幕末に生きる勘七、新三郎や紀之介、直次郎の4人の幼なじみである若者たちの友情あり、恋あり、涙ありの青春ビジネス小説。テレビドラマを観るかのようにさくさくと読めた。冒頭で、仲間だった一人・直次郎は武士に憧れ商人(あきんど)から彦根藩下級武士になり桜田門外の変で命を落とす。彼は悔いていないかのように笑みを浮かべていた。主人公となる勘七は20歳間もなく店を継ぎ若旦那となった初仕事で2000両もの借金を背負ってしまう。藩の内紛に巻き込まれ歯ぎしりする思いで店を立て直すのに奔走する。紀之介は老舗の実家を飛び出し小糸の元へ走るという現代的な男。新三郎は武家の生まれだが三男坊だったために札差になる。
札差? 武士は俸禄として直接、金子をもらっていたのではなく、石高を渡され札差で金子に変えて生活をしていたらしい。へえ~っ、そうだったのか!
どの時代でも、それぞれの生き方がある。
6月に訪れた近江商人の「売って良し、買って良し、世間良し」の三方良し。このフレーズにまた出会えたのも奇遇だったが、江戸の庶民にとって薩摩藩士は芋侍と嫌われていたとは・・・(と・ほ・ほ・ほ)
2018.09.08 15:19|
文藝春秋
発売日 : 2016-07-27
本作が芥川賞を受賞した時から気になっていた。遠住みの姪っ子とは年に2、3回しか会えないのだが、幼い頃から癇の強い子だとは思っていた。登校拒否になりながら何とか高校を卒業。仕事に長続きしなかったが、コンビニバイトを始めて10年近く落ち着いている。店長から接客コンテストに推薦され優良成績を納めた。本採用の話を断り今もバイト勤務で続行中。
姪っ子はコンビニに救ってもらったような気がしていた。読んで、コンビニはあらゆる人々を受け入れる場所なのかもしれないと更に思った。出来立て当時は若者の姿が多かったのに、最近は老若男女が訪れる場所となっている。

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2018.09.06 10:30|
幻冬舎
発売日 : 2014-02-06
初読みの作家さんで惹句が「異色コンビが活躍する爽快&傑作ミステリ」と不安でしたが、お勧めされた方々が手放しで褒めていらっしゃったので読むことに~。

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2018.08.30 13:32|
著者 : 窪美澄
幻冬舎
発売日 : 2018-04-05
富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗。老人の世話をし、ショッピングモールだけが息抜きの日奈の生活に、東京に住む宮澤が庭の草を刈りに通ってくるようになる。生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。
一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れぬまま、同僚と関係を深め、家族を支えるためにこの町に縛りつけられるが……。

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