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2019.08.23 11:47|
巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。書評は高い。でも「隠居すごろく」というタイトルと表紙絵に引くところがあるなぁ、孫と祖父のハートウォーミングストリーだったら嫌だしと思いながら図書館に予約を入れました。が、いい意味で予想を裏切りました。そんな単純な物語ではなく含蓄のある好著でした。

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2019.08.19 10:38|DVD
著者 :
アメイジングD.C.
発売日 : 2019-02-02
1988年、イラン・イラク戦争さなかの首都、テヘラン。若き母親シデーは、5歳の娘と、最前線に招集された医師の夫の帰還を待っている。ある日、彼女らが住むアパートにミサイルが落下。爆発はしなかったものの、隣人が引き取った孤児メフディは、ミサイルが邪悪な神「ジン」を連れてきたと告げるのだった。娘のドルサも、ジンの存在を主張し、様子もおかしくなっていく…。アパートでは、戦争の激化と、立て続けに起こる異変に怯えた隣人たちが次々と疎開。そして、遂に母娘2人だけになったアパートを「何か」が襲う…。

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2019.08.16 15:57|DVD
著者 :
TCエンタテインメント
発売日 : 2016-10-05
結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。平凡だが幸せな毎日を送る熟年夫婦ジェフとケイト。そこに亀裂が入っていく1週間のドラマ。
『さざなみ』の原題は“45years”。結婚して長年連れ添った夫婦の時間が45年ということだろう。1通の手紙が引き金となり、ケイトが死んだ過去の女への嫉妬に苦しみ築いた生活を壊していく様が1週間、章ごとに曜日で撮ってある。1通の手紙で45年の蓄積された信頼関係がわずか1週間で崩れていく、これをホラーと云わずに何と呼ぼう。

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2019.08.15 12:15|
ポプラ社
発売日 : 2019-05-28
アルバイトを掛け持ちしながら独り暮らしを続けてきた井川幹太27歳。気楽なアパート暮らしのはずが、引っ越してきた「戸田さん」と望まぬ付き合いがはじまる。夫婦喧嘩から育児まで、あけっぴろげな隣人から頼りにされていく幹太。やがて幹太は自分のなかで押し殺してきたひとつの「願い」に気づいていく――。誰にも頼らず、ひとりで生きられればいいと思っていた青年が、新たな一歩を踏み出すまでを描いた胸熱くなる青春小説

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2019.08.08 15:24|DVD
観終わって、使い古されたような「女は二度決断する」という邦題は似つかわしくないと思った。原題は『Aus dem Nichts』。訳せば「無の底から」「無の果てより」の意味合いだそうだ。こちらがずっと本作に近いタイトルで納得がいった。
監督はインタビューで「暴力がいかに次の暴力を生み出し、ヘイトがいかに次のヘイトをもたらすか。今作はそうした連鎖についての物語だ」とも語っている。「変わりうる」と信じるか、「目には目を」と復讐に突き進むか。この映画はそう問いかけているという。
自ずと母親が復讐する「スリービルドボード」を思い出していた。娘を殺された母親が犯人を逮捕できない警察に苛立ち、自ら犯人を捜し出そうと動く。消極的な警察に怒り犯人を追い詰めていく。(背景にもう一つの大事なストーリーも盛り込まれているのだが)。こちらの結末には納得がいった。
でも、本作の結末に考え込んでしまった。私もカティヤのような手段で復讐を遂げる可能性は大きい。私のような凡人が取る「目には目を」で、カティヤには終わって欲しくなかったからだ。これだったらいつまでも負の連鎖を止められない! 一度目、カティヤが爆弾を仕掛けて待っている間に、サイドミラーに一羽の鳥が止まり、彼女は爆破を見送った。このシーンでカティヤは違う方向へ向かうのだろうと期待した。しかし再び自爆して復讐を遂げたのだ。果たして自爆であればテロ行為の罪は許され軽くなるのだろうか?

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