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2019.04.09 11:48|映画

監督:ピーター・ファレリー


本作の大まかなあらすじを知り「最強のふたり」を思い出した。まったく境遇の異なる2人(車いす生活を送る富豪白人男性と彼の介護をするスラム出身の黒人青年)が深い友情で結ばれていくというストーリーだった。他にも似たのがあったような~。そうだ思い出した。「最高の人生の見つけ方」もそうだった。共に余命半年という、仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は入院先で知り合い、やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し病院を脱出し、異質な2人が強い絆で最後に結ばれた。

今回は主人公2人が差別する、される側が逆転しているのがユニークな設定だった。しかも実話に基づいているのだから、アメリカの懐の深さに驚かずにはいられない。

”グリーンブック”とは人種差別がはびこる1900~60年に黒人が旅行できる場所を記した旅行ガイドブックのこと。本作はその”グリーンブック”を手に、無職だったイタリア系マフィアのトニーが金持ち天才黒人ピアニスト・ドクターの運転手に雇われ、差別が酷いアメリカ南部を演奏旅行する筋書き。ドクターは才能を認められた育ちの良い天才黒人ピアニスト、いっぽうトニーは教養のない差別主義者の白人。

相容れないふたりが次第に互いを認め合う中で、トニーはあまりにも差別的な南部に腹を立てる。トニーが「名声も高いのにわざわざ南部で演奏会を開催する必要があるのか?」と質問したのに、ドクターが「認められるには才能だけじゃダメなんだ、勇気が必要なんだ」と応えたのに深い感銘を覚えた。

演奏旅行を無事に終えて寂しい部屋に戻り孤独を感じるドクターが、家族全員でクリスマスパーティを開いているトニーの家を訪れたラストが微笑ましい。道中トニーが言っていた。「寂しい時は寂しく感じる方から行動するんだよ」とのアドバイスを、ドクターは受け入れたのだった。

ピアノの演奏シーンが素晴らしい!


2019.03.06 11:48|
まったく能を知らないからだろうか、能が藩を立て直す手段と成りうる設定が斬新というか独特という感想を持った。
主人公・剛は亡き藩主の身代わりに抜擢される16歳。彼は貧しい藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男だが、幼くして実母を亡くし、嫡男としての居場所を失い独学で能を学んでいた。彼には三歳年上で俊傑と評され「藤戸藩をちゃんとした墓参りができる国」にしたいと願う友・保が居た。能の師でもあった。ところが保は刃傷沙汰を起こして切腹。そこで、保の替わりに目付の又四郎に見込まれたのが剛だった。何故かというと、大名能を利用して藩を改革しようという思惑があったからだ。迷った末に剛は藩主の身代わりを受けようと決める。

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2019.02.22 10:17|
『地球では「恋愛」がどんなに素晴らしいか、若い女はセックスをしてその末に人間を生産することがどんなに素敵なことか、力をこめて宣伝している。地球星人が繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう。私はどうやって生き延びればいいのだろう――』

34歳の奈月は性的関係を結ばないことを条件に人嫌いの智臣と結婚し、ルームシェアのような同居生活を送っている。しかしその平和な生活は、二人に「地球星人としての夫婦生活」を強いる親類縁者により破壊されてしまう。

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2019.02.19 11:13|映画


小説『フランケンシュタイン』の原作者メアリー・シェリーの半生を映画化した作品です。『フランケンシュタイン』からイメージして、原作者は男性だろうと思い込んでいました。

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2019.02.07 11:05|
新潮社
発売日 : 2018-10-31
著者である村田喜代子さんは本作を執筆する強い契機となった短歌があると紹介していた。
  
もう誰も私を名前で呼ばぬから
      エリザベスだということにする

好きな歌人の松村由利子さんが詠んだ一首だ! これは是非とも読まねばならない。

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