2018.02.10 15:19|映画


2009年 監督 片渕須直

ゆったりとした自然に囲まれた山口県防府市・国衙(こくが)
平安の昔、この地は「周防の国」と呼ばれ、国衙遺跡や当時の地名をいまもとどめている。この物語の主人公は、この町の旧家に住み、青麦畑を遊び場に過ごす小学3年生の少女・新子だ。おでこにマイマイ(つむじ)を持つ彼女は、おじいちゃんから聞かされた千年前のこの町の姿や、そこに生きた人々の様子に、いつも想いを馳せている。
彼女は“想う力”を存分に羽ばたかせ、さまざまな空想に胸をふくらます女の子であり、だからこそ平安時代の小さなお姫様のやんちゃな生活までも、まるで目の前の光景のようにいきいきと思い起こすことができるのだ。そんなある日、東京から転校生・貴伊子がやってきた



観終わって知ったのですが『この世界の片隅に』片渕須直監督の2009年の作品でした。
『この世界の片隅に』も良作だけど好みとして本作の方が好きです。
昭和30年代の頃の田園風景がまるで水彩画を観ているよう!田んぼや畦に生えている植物がいきいきと描かれていて、麦畑で遊んだ懐かしい日々が思い出されました。想像力豊かな新子のイマジネーションで1000年前にこの地で暮らした清少納言が出て来ます。空木の真っ白な花を飾り付けて牛車に乗る場面は、春先に見る空木の花びらを手に感じ取れました。
子供たちを取り巻く世界は美しいばかりでなく醜悪な世界も存在し、それに立ち向かっていくエピソードに最初は面食らいましたがそれも有りなのでしょう。この監督さんの特徴かもしれない・・・。

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2018.02.06 15:18|映画

2016年 アメリカ

監督


巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。



SFファンタジーとしてチョイス。

今まで観てきた地球外生物とは異なる雰囲気のエイリアンの出現でした! 

全体的に木の幹が想像され足は木の根が8本ぐらい伸びている風で好感が持てます。円盤状だった乗り物は巨大な柿の種の形をした殻のような物体。描き方の違いに時代が変わったと思わずにいられません。

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2018.02.04 14:42|映画


2004年・アメリカ=カナダ
ル=グウィンの『ゲド戦記』シリーズを実写映画化。172分のTV映画。


多島世界アースシー。魔法が大いなる力を持つこの世界は、<平和の腕輪>と巫女たちの祈りの力によって平穏が守られてきたが、ある日その腕輪が割られてしまう。それを機にカルガド帝国は各地の侵略を開始する。一方、ゴンド島で鍛冶屋の息子として生まれたゲドは、魔法使いを志すものの、それを認めない父親に反目を抱いていた・・・魔法の力を見込まれ、魔法使いオジオンの弟子となる。

原作者のル・グウィンがジブリの「ゲド戦記」には不満だったらしいので敢えて本作を選びました


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2018.02.01 10:51|


「友よ、最上のものを」戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて―― 平成の老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった―― 戦前、戦中、戦後という激動の時代に、情熱を胸に生きる波津子とそのまわりの人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描く


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2018.01.30 11:47|映画


2015年アメリカ 

監督がケネス・ブラナーだったので無難に選びましたが、先日観た『美女と野獣』とあまり変わらない感想を持ちました。

それにしてもシンデレラが舞踏会に着ていた青いドレスは美しかった!(私自身が青色が大好きだから)

最初、シンデレラは亡くなった母が愛用したピンクのドレスを着ていたのを、フェアリー・ゴッドマザーが魔法でブルーに変えました。

色の変化が引っかかりググりました。暖色系の色合いでなく凛とした強さを表わすために寒色系の青にしたのだろうと予想。ヨーロッパでは、結婚式の習慣として「サムシング・フォー」というものがあるとのこと。花嫁が4つのものを身につけると幸せになれるとされているらしい。「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」最後は「青いもの」になっているのです。青色はキリスト教における聖母マリアのシンボルカラーで「純潔」を表しているのだそうです。

ケイト・ブランシェット演じるトレメイン夫人の印象が、小さい頃に見聞きした継母のイメージを払拭しました。最初は再婚し巧くやっていこうとして望んだ結婚だったのに、夫は前妻をまだ愛しており、よく似た娘のエラを可愛がる様子を見て、嫉妬と不満を募らせていったのに同情できます。しかも自分の娘たちはエラの足元に及ばない・・・。これって不公平だわ!って感じだったのでしょうか。生活の為に再婚したのに、その相手にまた先立たれてしまった不運さ。

現代より結婚が運不運に大きくかかわっていたのでしょう。彼女のドレスもセンスありましたし。

forgiveは不可解?

シンデレラの「I forgive you」(あなたを赦します)は、トレメイン夫人には、とどめをさされた痛い言葉だったに違いありません。シンデレラの若さ故の無邪気な傲慢さを感じました。現代版シンデレラでしょうが、原作などにもあるのだろうかと確かめたくなりました。そういえば、シンデレラの実母が亡くなる時にも「貴女を置いていく私を許して」と言ってましたね。キリスト教による神が赦すということかもしれません。

メルヘンと弁(わきま)えられず「シンデレラコンプレックス」を耽読せしか
 





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