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2020.02.17 17:56|
著者 : 吉田修一
中央公論新社
発売日 : 2019-02-20
本作が「横道世之介」(←過去ブログに書いています)の続編なので、世之介が亡くなると分かっていて最後まで読むのがとても辛かった。それでももしやと期待して別なラストに一縷の望みをつないだがあり得るはずがない。前作は大学1年生の1年間が描かれていたが、今作は留年して卒業した後の24歳から25歳の1年間が描かれている。バブル期最後の売り手市場に乗り遅れ、就職できずに相変わらずウダウダしている世之介。20年後の2020年に浜ちゃんやコモロンや桜子が世之介のことを思い返すシーンも挿入されている。

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2020.02.13 14:58|
珍しく地域に開放されている定時制高校の図書館を知り、4つ目の図書館カードを作り今年から利用している。初めて訪れた日、窓際に並んだ白で統一された文庫棚が目に入った。もしかすると、これがブク友さんのレビューで見かけた百年文庫? 表紙は「憧」「駅」「恋」などと漢字ひと文字で表現されて洒脱。想像通り爽やかで素敵な装丁だった。ページを繰ると文字のサイズも大き目で、中高年読者層に配慮した文庫本だった。山が好きな私は迷わずにと云いたいところだが、迷った末に『森』を選んだ。理由は大好きだったモンゴメリーの小説が入っていたから。

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2020.02.07 14:18|
著者 : 中島京子
集英社
発売日 : 2019-12-05
「ベンジャミン」「ふたたび自然に戻るとき」「キッドの運命」を読んだところで嘆息した。本や映画が、近未来をユートピアでなくディストピアとして思い描くようになった転換期はいつからだったろうか・・・。初めて中島京子さんが近未来に取り組んだ作品は6話の短編集。作品に共通するのは、日本は2度の原発事故に遭い列島の半分が沈没し首都は福岡となる設定だった。そう来て当たり前だろうと実感できるのが悲しい。3作読んだところで読むのを控えようかと迷った。
でも4つ目の「種の名前」で踏ん張れた。

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2020.02.01 10:59|


昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は、窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は、南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。オリンピック開催に沸く世間に取り残された孤独な魂の彷徨を、緻密な心理描写と圧倒的なリアリティーで描く傑作ミステリ


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2020.01.31 00:00|
2ケ月になるgrand daughter、しーちゃんに教えてあげたいなぁ~。夜泣きをしていたらゆきうさぎさんに笑われちゃうよ。
驚くべきは子供が飲んだお乳は子兎のお腹の中で固まり少しづつとけるようにできている。何て効率的! 10日もたつと草を食べられるようになり母親から離れていくという。狐やふくろうに襲われる危険な草原に一匹跳びだすのだからたくましい。高等な生物ほど長い時間を要して一人前になるというが、いったいどう考えれば良いのだろう。寿命の長さも関係するのだろうけど、果たして人は霊長目の最高峰に座するのだろうか?
北国に自生するクマザサやオオウバユリの植物も力強く描かれていて、北海道の大地を彷彿とさせる。
九州生まれの私にとってやはり北海道は憧れの地。
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