2011.09.30 10:47|

随分前の初見では息子が交通事故死する場面で、辛さに耐えられず観るのをやめてしまっていたが今回は何とか踏みとどまって観終える事ができて嬉しい。
 
以前から「女は弱し、されど母親は強し」と、ひとくくりにしてしまうのは危険だと思っていた。母性信仰も好きではない。現に、私は2人の息子を持つ母親だが筋金入りの弱っちー。残念なことに、ロサの母親が赤ん坊がエイズ感染していることを怖れているのを、非難する事は決してできない・・・。
「マヌエラよどうしてあなたはそんなにも強いのか!」
こういった映画を観るたびにいつも圧倒され、自分の弱さを恥じ入りたくなるのだが、少し謎が解けた気がする。マヌエラは平等に優しいのだ。妊娠しエイズ感染したロサと同居して面倒を見たり、ウマの付き人になり親身になって彼女の娘の面倒を見たり、ゲイであるアグラードの良さを充分に理解できる女性なのだ。
そしてかつて夫であった彼をも(彼女になった)許している。
マヌエラとロサは同じ男の子を産むことになるのだが、彼の弱さを受け入れた結果だろう・・・。最後まで、私はどうしてもこの夫だけは好きになれなかった。彼女らの優しさにつけ入った男だから!
映画の中で、男性が女性に憧れて転換していくのは、たぶん美しさだけでなくヒューマンな優しさに惹かれてのことだろう。しかし、あまりに要求されすぎるとプレッシャーにつぶされてしまう女もいることをお忘れなく!
 

同監督の「ボルベール」は好きなオススメの映画。
 
1999年 スペイン映画 ベドロ・アルモドバル監督
 
 
2011.09.29 14:22|

帰省していた息子が云うには、「母さんは時間がたくさんあって良いなぁ~」。残業で仕事に追われているテッシーには申し訳ないが、それでも圧倒的に母は時間が足りないのです
 
本を読む時間が欲しい。今読んでいるのは対馬の友人が薦めてくれた宮部みゆき作「木暮写真館」。それからブログでロードショーの課題映画「オール・アバウト・マイ マザー」のDVDを観なければならない。これは締め切りがとっくに過ぎている。それと10月連休の登山計画ー。明日は毎金曜日のボランティア弁当作り、月曜日に提出する短歌2首。
週末は山が呼びます。
仕事でないと言われればそれまでだが、忙しいことには変わりないのよ。
2011.09.26 22:23|

毎月曜日は午後から歌会の日。短歌は好きなのに宿題2首を当日の午前中にばたばたと詠んで出かける・・・、ああ情けない。来週こそは余裕を持ってやっておこうと思うのに、ついつい本を読む方が楽なのでそちらに走ってしまうから
「まっ、良いか」と慰めて早めに寝よう



 
 
 
2011.09.22 15:02|

 たまたまラジオをかけていたら、著者の梯 久美子さんが出演中。どこかで聞いた声だと思っていたら、何とTVブックレビューの司会をしていた彼女だった。彼女が作家だったと知り驚き、早速図書館から取り寄せて読み終えた。
硫黄島の総指揮官栗林忠道さんは映画「硫黄島からの手紙」で渡辺謙が演じていたはずだが、先にこの本を読んでいたらもっと身近に感じられたかもしれない。梯さんが栗林さんに興味を持った理由は、彼が戦地から家族に宛てた手紙に軍人らしからぬ、主夫的なこまごまとした内容が面白かったからだという。
本当にその通りで台所に修理をし残したことなどや、生まれたばかりのたか子さん(たこちゃんと呼んでいる)や13歳下の妻義井を案じる温かい気持ちが滲み出ている手紙が目立つ。彼は軍人になる前に、ジャーナリストになる道も考えていたことが分かって納得できる。非凡な彼の才能を生かすためにはジャーナリストになるべきだったのではと口惜しい。
 
滅多に戦争物は読まない私だが、戦争で闘い死んで逝った人々があるからこそ現在の日本の繁栄があると思う。彼らが命をかけて守った今の国を見てどう思うだろうかと思うと辛い。
 
彼が開戦そのものに反対していたことで、見捨てられた硫黄島の総指揮官を命じられたことも本書で仄めかされていた。栗林中将が取った戦術は、それまでどの指揮官も考えもしなかった戦い方だった。それは想像を絶するほどの苦闘だったことが伺われる。摺鉢山に星条旗を立てる例の有名な写真によって、米国ではすべての国民の記憶に残る戦闘となり、栗林はアメリカを苦しめた男として日本より米国で有名だった「父親たちの星条旗」も観る必要がありそうです。
2011.09.15 09:32|

ツルニンジンの花
 
長くやっているブログを持っていますが、ジャンルを分けるためにこちらにもブログを始めてみました。
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