2012.01.31 16:10|

ニューヨーカー誌の調査員ソフィは恋人と婚前旅行で、イタリアを訪れる。ヴェローナには、『ロミオとジュリエット』のジュリエットの生家と言われる家があり、恋の悩みを綴ったジュリエット宛ての手紙が、世界中から届く。そこでは、“ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性たちが集めた手紙に返事を書いていた。ソフィは偶然、壁の中に眠っていた50年前の手紙を発見した。
その手紙の差出人は、クレアという英国の女性だった。彼女は若い頃イタリアに留学中ロレンツォという青年と恋に落ちた。会う約束をしていたのに、両親の反対を恐れて帰国してしまったのだ。
その手紙を読んだソフィは、返事を書きたいと申し出る。
50年の時を経て、ジュリエットからの手紙を受け取ったクレアは、ロレンツォを探すために再びイタリアへやってくる。彼女の想いに感銘を受けたソフィと旅に反対するクレアの孫チャーリーも同行し、3人の旅が始まる。
 
“ジュリエットの秘書”と呼ばれる団体が実在するのなら何て素敵!しかも50年後に返事が届くなんて。同監督による“マンマ・ミーア”もそうだったが、女心を理解しくすぐってくれる。年配の女性達に勇気を与え元気付けてくれる監督だ。それに応えるように久しぶりに見るヴァネッサ・レッドグレイヴもキュートで柔らかい。クレアと孫・チャーリーとの関係も映画が進むに連れ解き明かされていく。時を超えた恋の結末と若い世代の恋愛が同時に進行していくのは予想できる展開だが、まんまと乗せられハッピーな気持ちにさせてもらえた。
ソフィがクレアに宛てた返事にも心打たれるものがあった。
恋の成就も捨てがたいが、どちらかと云えば、私はこの件で調査員から記者として認められたクレアの昇格が羨ましかった。ソフィを演じたアマンダ・サイフリッドの起用が良い。
 
 
2012.01.29 21:35|

3巻までを読んだのは1年前ぐらいだったかな?面白くてこんなコミックもあるのだろうかと衝撃を受けたのでした。今回は4、5巻。記憶がおぼろげですが、前の続きというより、シェイクスピアの幼年、少年時代がメインとなっています。当時、英国でプロテスタントにカソリックが弾圧されていて、影響を受ける少年シェイクスピアが興味深い。シェイクスピアは謎に包まれた人物で、著名な脚本も彼が書いたのではなく妻が執筆したのではとか、複数説も取りざたされていますからね。文献が少ない人物を主人公にしたらあれこれ想像の域が広がっても許されるのでしょう。
6巻も楽しみです。
2012.01.25 15:01|

人を殺害したりして成立するミステリー物からは遠ざかって久しい。ミステリーは嫌いではないので寂しいと思っていたら、この本を読んでビブリオミステリなる(本にまつわるミステリ)ジャンルがあるのを知って嬉しくなった。ヤングアダルト系(こちらは好き)のノベライズと説明されていたため、今まで無視してきたのを反省させられた。ジャンルが広がれば「面白い本」に出合うチャンスもたくさんある。
 
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主栞子さんは若い女性で人見知りが激しいけれど、いったん本の事となるとスイッチがはいったようにテキパキと洞察し、古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていく。
まさしく“古書と秘密”の物語なのだ。
第1話の夏目漱石全集にまつわる話から登場する五浦大輔。
彼は活字を読めない体質の体育会系男子でなかなか面白いキャラクター。縁あって「ビブリア古書堂」に臨時で雇われることになるのだが、そういう不思議な体質になった大輔のエピソードも心憎い。
第2話の小山清「落穂拾い・聖アンデルセン」にまつわる話もあったかくてロマンティック。初めて聞いた作家だった。この本読みたくなった。
 
 
 
 
 
2012.01.20 16:36|
 

近未来の日本。そこではクローン技術が発達し、危険と隣り合わせの宇宙飛行士のために、クローン人間として再生させる研究が進められていた。不慮の事故で殉職した宇宙飛行士、高原耕平は事前の契約に従いクローン再生される。その事実を耕平の死と共に、初めて知らされた妻は混乱するばかり。しかし、完全に移植されるはずだった記憶は記憶障害を起こしており、覚えているのは幼い頃に川で溺れ死んだ双子の弟の記憶だけだった。トラウマに囚われたクローンの耕平は研究所を抜け出し、記憶の中の故郷を目指す。失敗だった第1のクローンは結果的に薬殺されてしまい、第2のクローンが再生された。
 
一人三役をこなした及川光博は不思議な魅力を放つ俳優だ。彼を含め母親役の石田えり、妻を演じた永作博美と研究所所長嶋田久作などキャスティングが良かった。
クローンを問題にしているので医学的観点や無機質な世界が描かれるのかと思っていたが、幼少だった頃に育った双子の弟と暮らした田舎の風景など叙情的で美しい。近未来はSF映画っぽくなりがちなのにアナログっぽい視点に共感を持てた。魂と肉体、生と死の物語を紡ぎ出すのに、双子の伏線とクローンを組み合わせて上手く使ってあると思った。私は、クローンが死んだ元の魂と「共鳴」するというのを否定することができない。
多少分かりづらいシーンもあったが、結末をみたい好奇心の方が勝って最後まで引張っていく。ラストシーンで、クローンの耕平の手に傷が甦ったのは、双子の昇の魂にも共鳴したということだろうか?続を作って欲しい。
 オススメ度◎
2012.01.19 14:35|
あらすじ
戦後の世相を背景に、親元を離れて都会の学校に通う姉妹の成長を描いた映画。伯母の家に下宿している姉の圭子と妹の俊子は、伯母夫婦にかわいがられながら仲良く暮らしていた。さまざまな境遇に暮らす人々の生活をかいま見ながら姉妹は日々成長し、幸福とは何か考えるようになる。やがて姉は学校を卒業し妹は高校へ進学するが、父が勤める山の発電所では人員整理の波が押し寄せていた。
 

お風呂上りに髪を乾かしながら、途中から観た日本の旧い映画です。映画は労働組合運動の要素が色濃くて、挿入歌も歌声喫茶風で腰を引いてしまいたい箇所もありましたが、結局最後まで観てしまいました。
止められなかったのは、自分が生まれた頃に近い日本を知りたかったから。
幼い頃、目にしたガラス入りの障子のさんや、ポンプで水をくみ上げるシーン、両親が家に帰ると着物に着替えるところなど懐かしく思い出されました。貧しくて綺麗ではなかったけれど、ちっとも不便さを感じたことはなかった時代です。
私は、2人姉妹なのに同居したのが短く離れて暮らしたせいか、面倒見の良い姉ではないと今でも負い目がつきまとっています。映画のような仲の良い姉妹に今でも憧れがあるのです。
お金はあったのに、次女を修学旅行に参加させなかった父親の毅然とした態度に、働くものどうしの結束を感じました。娘も納得いかないはずがありませんよね。
 
姉妹を演じている野添ひとみと中原ひとみの何て初々しかったこと!
 
 
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