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2013.12.28 16:55|

2004年日本ヘラルド映画=松竹
監督:篠原哲雄
2月、沖縄のとある離島。本土とは比べものにならない陽射しが降り注ぐこの島に5人の男女がやってくる。彼らはみな“キビ刈り隊”の募集に集まった若者たち。それは、人手の不足した農家を手伝いサトウキビを刈り取るアルバイト。5人を迎えるのは年老いた平良夫妻と“キビ刈り隊”の常連・田所豊。彼らは豊の指示の下、これから35日間で約7万本のサトウキビを刈り取ることになっていた。だが、全くの初心者である5人は慣れない仕事にもたつくばかり。おまけに、先輩ヅラして偉そうに振る舞う豊にも苛立ちを募らせていく…
 
昨日、オンエア~で観ました。あわただしい年末に、今年最後好きな作風の映画を観れて本当にラッキーでした。「答えたくないことは話さなくて良いんだよ」とセリフにあるように、5人の若者たちの背景が水彩画のようにぼんやり浮かび上がって来る程度に描かれていました。キビ刈りのために汗をかく若者たちにあざとさが感じられず、受け入れる平良夫妻にも「なんとかなるさぁ~」とすべてを受容して生きている姿に沖縄の風を感じました。こんな風に生きていけたら・・・。
監督は詩人・長田弘の詩集である『深呼吸の必要』というタイトルがヒントになりメガホンを取ったらしいが、彼の他の作品も観たいと思わせる。個性的な若手俳優陣の抑え気味な演技が成功しているのだろう。
 
★運命じゃない人
 

2004年/日本
監督:内田けんじ
 
 
恋人に逃げられたサラリーマンと、婚約破棄で希望を失った女の子。そんなふたりの出会いを描きつつ、その背後で密かに進行していた大金絡みの犯罪の一部始終を語り明かす。新人監督、内田けんじがパズル感覚の構成で、男女5人の一夜の模様を軽やかに活写。笑いとスリル満載の娯楽作
 
内田けんじ監督のデビュー作。映画は前に話が進行していくのが通常だが(過去をたどることも多々)、本作は次々と後ろへ遡りながら答えを導き出していく方を取っています。映画に対する並々ならない意欲と才能の開花を予期させる作品でした。監督の作品を3作続け観て、「鍵泥棒のメソッド」でこなれて観やすくなって来たように思えました。次回作が楽しみですが、私としてはオフザケ度はこの辺りで限界にしてもらいサービス過剰にならないようにして欲しいのが願いです(笑)。
 
邦画も捨てたものじゃありません!
 
映画館では「ゼロ・グラビティ」を観ましたが、これはあらためて!
(「Gravity」・2013年・米)
 
 
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2013.12.20 22:32|

 
有名な作品なのでタイトルだけは知っていて、何年か前お正月にオンエアーされていたのをチョイ観しただけでした。今回ブログDEロードショーで取り上げてもらえない限り観る機会はなかったのでは・・・。
観賞はオークションに出されたシンバルを打つ猿のおもちゃに思わぬ拍子抜けから始まりました。昔我が家にもあった似たようなお猿さんのおもちゃは、古今東西変わらないものらしいとシラケて入りました。
しかしシャンデリアの覆いが取り除かれると、モノクロの画面がドミノ倒し的に花開きカラーの画面に早変りして、シーンが移行したことを知らせます。通常、過去がモノクロでカラーが現在なのに色彩を逆に表現してありましたね。今は廃墟と化していても、過去に全盛期だった頃のオペラ座が甦りました。
冒頭のダイナミックな演出に期待が高まります。
しだいに絢爛豪華な美術や衣装にくらくら、数々歌われている楽曲はどこかで聴いた覚えがあるような親しみの持てるナンバーで発見はありましたが、喧騒になかなかついていけませんでした。
この雰囲気をノリノリで楽しめない私のような人は早々に立ち去るべきとは思いながらも、いったいどんな結末をつけてあるのかを知りたくて何とかラストまで見終えました。
最後まできちんと観終えて良かった!
ラスト間際、16歳のクリスティーヌがファントムに示した博愛のキスで救われました。
この展開と結末には意表を突かれました。きっかけはラウルを助ける為であったにしても、このキスこそが「オペラ座の怪人」という作品を高めているに違いありません。キスで、仮面を剥いだクリスティーヌの愚かしい罪も昇華され、美しい娘に成長することができたと感じました。
物語の設定は19世紀、これが現代だったらいったいどんな結末になるのだろうか?ファントムに最近多発しているストーカーの影を見ました。クリスティーヌが2人の狭間で揺れ動くのを見て、もう一押ししたら僕の方に気持ちが傾くかもと考えたり、不遇な生育歴には同情できます。彼の思いは突き詰めれば、音楽の夢を叶えるために美しい歌姫を育て傍らに置き創作していくことだったのでは?自分の思いを遂げるために、人を殺めてしまう許されない罪を犯してしまっている。終盤では、ラウルを助けたいクリスティーヌの心情を利用してキスを迫るファントムー。プライドを失い全然魅力のない男に成り下がってしまいました。彼は一時的にクリスティーヌのキスで差別の苦しみから逃れることはできたのでしょうが、彼らを解放し姿を消したファントムはその後安らぎを得られたのだろうか。
 検索していて ファントムの生い立ちなどは舞台化などで後から付け加えられたもので、原作当時にはなかったと知りました。もともとミステリーなので、あれこれ難癖をつけるより舞台を愉しむ方が良いに決まってますね。
 
と云いながらも作者へ追記感想
クリスティーヌを理想の女性に 描く男性の下心が満載だったと思います。父が亡くなる前に"音楽の天使″を授けるという約束をしたことなど、彼女はファザコンのように感じられます。若かりしマダム・ジリーや16歳の娘・クリスティーヌらに慈悲深さを求めるだなんて甘えるのもいい加減にして!
 
2013.12.17 17:15|

2000年 フランス製作
                      監督 フランシス・ヴェベール
 
さえない経理マン、ピニョン氏は、妻と離婚し、17才の息子にもうざったがられ、会社では「いい人だけど、退屈よね」と言われている。そんな彼に、最悪の試練が訪れる。20年間真面目に務めてきた会社から、リストラされようとするのだった。絶望したピニョンはベランダから飛び降りようとするが、隣の老人に引き止められる。そして老人は、彼にリストラから逃れる為のあるアドヴァイスをするが、なんとそれは、自分はゲイだとカミング・アウトしろ、というものだった。
 
実はピニョンにアドバイスした老隣人は20年前にゲイという理由で職場を解雇されているのです。ゲイ差別を逆手にとるとは何とも奇想天外な策ですが、やはり時代の変遷があるのでしょうね。コンピュータで合成したそれらしき写真を匿名で会社に郵送。コンドームを主要製作している会社は、ゲイということでピニョンを解雇すれば、ゲイに対する差別だと糾弾されてしまう。大口顧客であるゲイたちから、差別的な会社だと思われては困る。
首をつなぐために嘘のカミング゙アウトをしたピニョンが、常識人の「退屈な男」から壁を破り個性的になっていく変わり様がコミカルに描かれながらも、核心を突いているように受け止められました。ピニョンがゲイらしき写真が社内に出回り、なるほど彼はそういえばそうらしい態度を取っていたと見る周囲の目は日常にも良くある事。違うレッテルを貼られ、それらしい人を演じなくても違う印象の人物になれるマジックも存在するのかなどなど。
とても豪華なキャストの顔ぶれらしい。主演のダニエル・オートゥイユの『橋の上の娘』なども観たくなりました。
原題はLe Placardだったので単純にポスターとか思っていたら、「クローゼット」の意味があっただなんて・・・。
 

 
2013.12.05 17:18|

 
                    2012年作   監督・内田けんじ
 35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井(堺雅人)は自殺にまで失敗してしまう。その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウ(香川照之)が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋で……。
 
同監督の「アフター・スクール」は込み入った時系列についていけずイマイチ醍醐味を味わえなかったので、今回は心して観賞しました。
桜井が劇団員という設定と入れ替わり筋が好きだし、ついていけるだろうと思いつつ覚悟を持って挑んだのに、今回はとても分かり易く大いに愉しめました。久しぶりに時間を忘れのめり込めたのも嬉しいです。
思い込みをかわしてアッと言わせ、どんでんと予想を裏切る展開に目が離せません。(ネタバレでごめんなさい
)コンドウが人殺しではなかったどんでん返しに、ボルテージが一挙に上がりました!殺人など、人を殺めるシーンは極力入れずに創作して欲しいのが私の願いー、サスペンスではあるがコメディチックでハートフルな作品だったと思います。
内田けんじの優れた脚本と香川照之、堺雅人らの巧い俳優人がタッグを組んだ素晴らしい超娯楽大作。広末涼子も今までのイメージを一変していて好きになれそうです。
 
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