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2014.01.23 18:09|

2006年製作 監督・吉田康弘
ストーリー:富山県の高岡市で暮らす優介(石田卓也)の母(大竹しのぶ)は、近所でも“スーパー智子ちゃん”と評判の肝っ玉母さんだ。女手一つで立派に優介と姉の美咲(平山あや)を育てあげたものの、姉は数年前に駆け落ちして音信不通。優介も高校を中退し、親友の眞人(尾上寛之)と東京に出て偶然目にしたホストクラブで働き始める。
 
図書館のDVDコーナーで、見知らぬ70歳と思しき女性から「これはオススメ、観らんね!」と差し出され断る理由もなく借りてきた一本でした
B級映画かな~と軽く観始めましたが、優介が友人に誘われ上京しホストクラブに働き始める頃から面白く感じられ始めました。優介が成長していく姿を石田卓也が好演していました。ラストがいきなり7年後に跳んだのはいただけなかったけれど観て損のない映画でした。
「キトキト」とは富山弁で「いきがいい・新鮮な」という意味で、その肝っ玉母さんぶりを大竹しのぶがまさに十八番のごとく演じています。
優介を心配して上京した大竹しのぶが、偏見を捨てホストクラブに出かけステージで歌った楽曲が印象に残りました。調べるとアン・ルイスが歌っていた「woman」らしい。
吉田康弘監督が井筒和幸監督の一番弟子というのが、映画の雰囲気から充分伺えます。
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2014.01.20 17:15|

 
―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?―
ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていく。事務員の美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱いている。益田はある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受ける。13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめる・・・・・
 
飢餓海峡を観て“罪と罰”が未だ頭の中で渦を巻いているところへ、随分前に図書館へ予約していた本書が届いた。友罪とは友が犯した罪という意味のタイトルだろうと想像しながら読み始める
ミステリー的な仕掛けを望む人には不向きだろうが、犯罪事件の真実を暴かずに、凶悪少年犯罪を犯した犯人の「その後」を描いてあるのが私にはあっていた。過去にそれぞれの事情を抱えている若者と、飲酒運転で息子が交通事故を起こし幼子を3人死なせてしまったことで悩む父親など、それぞれの罪を背負った登場人物たちが個々の立場で、主人公益田に気持ちを添わせながら物語は進んでいった。
ラストやっと主人公の益田純一がS君へ宛てた手記で救われた気がした。
人は罪を犯していようがいまいが今生きている場所から逃げられない・・・。逃げても安住できるのはつかの間で人の目は避けられず、例え隠し通せても自らの良心の疼きに苛まれるだろう。だったらその場に踏みとどまり対峙して闘うしかないのだろう。元AVビデオに出演していた美代子は新しい人生をやり直すたびに、元恋人の男によりビデオをばら撒かれ新しい居場所を追われていった。解雇されそうになり体よく次の職場を提示されたが、彼女は毅然として職場を変えず、好奇の目や中傷に耐える方を選んだ。何回か失敗して彼女がたどりついた結論だった。
でも、鈴木(S君)の罪はあまりに重すぎて、彼は素性を隠しながら生きて罪を償うしかない・・・。 
2014.01.11 15:47|

1964年製作
 
ブログdeロードショーで取り上げられなければ観ることがなかった懐かしい作品でした。テレビ番組で中村玉緒が八重を演じる触りを垣間観ただけで内容は全く覚えていません。それでも“飢餓海峡”というタイトルと暴風雨で荒れ狂う海が強烈な記憶に残り、八重という娘を体当たりで演じていた女優名を母に訊ねたほどです。彼女をテレビで見かけあの時の女優さんなのかと後に苦い思いもしましたが(笑)。
長い間、私の中では八重は娼婦ではなく、偶然犬飼に出会い想いを抱き続ける初々しい生娘として刻まれていました。当時中学生か高校生だったので恋愛に憧れが強い時期だったからなのか、それとも娼婦を知らなかったからなのか今となっては分かり兼ねます。
それから何十年も経て、今回きちんと映画の「飢餓海峡」を観る機会に恵まれ八重感が崩れました。
八重は一夜の出会いで犬飼からもらった大金で親の治療費と何よりも嫌な商売から足を洗うことができました。(また同職業につかざるを得ないのは皮肉でした・・・)。不幸な境遇から抜け出させてくれた恩人でもあった犬飼に恋慕の情も湧くのは当然ですが、行きずりでもらうにしてはあまりにも多額な金額、しかも弓坂刑事がしつこく聞き込みに来て、彼が追われる身であるのは充分察していたはずです。それなのにお礼を言いたいだけで会いに行くのはあまりにも愚かでした。八重が賢くて本当に善意の人だったら会わずに犬飼の成功を新聞で知るだけで充分だったのに・・・。
八重は不幸な生い立ちを微塵も見せずに明るく心根の優しい無垢な娼婦として描かれていますが、彼女の純粋無垢こそが残酷な結果を生んでしまったと思われました。
 
でも、今回は八重よりも何よりも樽見を演じた亡き三國連太郎と伴淳の素晴らしい演技に目が行きました。
三國連太郎の作品は釣りバカ日誌のスーさんと「ひかりごけ」ぐらしか観ていませんが、この「飢餓海峡」ですっかり変わりました。
クライマックスのラストシーンで樽見(犬飼)は海へ身を投じましたよね。流れから考えて自殺しかないと考えたけれど、もしかすると逃亡を図ったのではないかと疑った私でした。罪を背負って生き抜いて欲しいと願ったほどです。それほど、樽見(犬飼)は摑みどころのない人物として迫力ある男でした。彼は大男として描かれているのにまるで小動物のよう。それは彼のぐりぐりとした野生的な目。狂い始めた運命の歯車に怯えている目、時に間が抜けている鈍重さを覗かせるかと思うと人を食ったようで狡猾さをも潜ませ、成功を遂げた自信たっぷりな男をも演じていました。どれが本当の彼なのか。変貌を遂げる彼に、果たして彼は殺ったのか否かと疑いながらも、一方では彼を信じつつ飽きることなく最後まで魅せてもらいました。
樽見が取調室で喘いで言った「あの時点で私が出頭して事情を説明しても誰も信じなかった」というセリフこそ、悲しい真実だったと思います。
私は、樽見(犬飼)の自供通り、前半の放火強盗殺人には巻き込まれただけで網走帰りの2人も殺していないと信じます。
ここで映画の始まりの演出が光ります。質屋から出て来た網走帰り2人が放火後の質屋を後にして、「顔を見られるとヤバい」からと函館迄の汽車の切符を犬飼に買わせ彼は言われるままに躊躇なく買いに行く。観客には3人の関係性はグレーのまま。台風による連絡船沈没遭難事件のどさくさに紛れて騙し取ったボートで荒海へ漕ぎ出す。2人が海へ投げ出されるボートでのシーン。助けられなかったという後悔する樽見が嘆く場面などをつなぎ合わせると、自ずと観客には犬飼の自供を裏付けられることになります。しかし、犬飼の自供でしか語られず刑事達からすると疑わずにはいられない余地も残ります。観客は自分の判断は間違っていないかどうか、樽見(犬飼)はいったい白か黒かとはらはらしながら観ていくしかない。裁判劇を見ているのと同じ手法で事件を解決していくような高揚感を味わいました。
コメディアンとしてしか知らなかった渋い伴淳さんの弓坂刑事も良かったです。
若かりし健さんにも出会えて愉しかった!
 
背景が私自身が出生した10年前後だったこともあり、その頃の社会や世情、暮らし向きなどにも興味深く見入りはまりました。この時代にこれほど傑出した作品があったことを知り本当に良かったです。
勧めて下さったポール・ブリッツさんに心から感謝いたします
 
 
2014.01.08 16:22|

2003年/米
少年時代、エヴァンは記憶を喪失する“ブラックアウト”を起こすことがしばしばあった。そこで、精神科の医師の勧めに従い日記をつけるようになるエヴァン。そんなある日、エヴァンが13歳の時、ひとつの出来事が原因で幼なじみケイリーとの仲が引き裂かれてしまう。しかしその時にも彼にはブラックアウトが起きていた。やがて大学生となり、ブラックアウトもなくなり平穏な日々を送っていたエヴァンは、ふと幼い頃の日記を手にとる。すると突然13歳のあの時の記憶が鮮明に蘇った。やがてケイリーのその後の運命を知ったエヴァンは、彼女への想いのあまり、ある行動に出る…。
 
タイトルの『バタフライ・エフェクト』は、蝶のはばたきが地球の裏側では竜巻を引き起こすというカオス理論から引いたというのは言わずと知れたこと。お気楽なタイムスリップものだったらハッピーエンドになりがちなのに結末は渋く終わった。でも何故か爽やかで人生を感じさせてもらえた。幼い頃からエヴァンがケイリーへ寄せ続けた想いは本物だったとじんわり心に響く。エヴァンが良かれと思い過去をいじるたびに彼の周囲の人々の人生が狂い、生死まで影響を与えていくのは怖くもあった。何度も過去に行き戻りつつ自らの人生をやり直すのだと果敢に挑み続けた結果、彼が最後に出した結論が温かく伝わってきた。
リメイク版や2も出ているらしいがこのまま秀作で取っておきたいので手を出さないでおこうか。

 
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