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2015.07.30 15:51|



思い込みが激しいのは損をします。タイトルを聞いただけで単なる恋愛ものと疑わず今まで見向きもしなかった・・・。
「マダム・イン・ニューヨーク」「きっとうまくいく」などを観て、インド映画にかなりの偏見があったと分かっていたのに。主人公のサージャン(イルファン・カーン)が良い味を出していた。
インドの大都会ムンバイでは、ダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人たちがランチタイムに弁当をオフィスに届けて回る。先ずこの弁当配達システムに驚いた!インドでは菜食主義者やイスラーム教徒など食に禁忌を持った人々が多く外食を嫌うため生まれた職業で、125年間続いているという。
配達業があったら時間に縛られず心ゆくまでこだわりのお弁当を持たせてあげられるのに~。
映画で語られていた「人は間違った電車でも正しい場所に着く」。
2人がどんな結論にたどり着くかは予想がつく。それを後押ししているのは彼の後釜に座った青年との交流。旧体制が牛耳っているインドとてもはや若い世代の台頭を止めることはできない。
『マダム・イン・ニューヨーク』は主人公・シャシの清廉さが魅力だったが、本作では初老を迎えようとする物静かなサージャンの真摯さに応援したくなりました。
インドはド派手なボリウッド映画ばかりでなく、色んなスパイスを効かせて作るカレーのようにコクのある映画も放出している!
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2015.07.28 16:30|
その1で終わった疑問ですが、書き終えて、あれはジャスミンが結婚を承諾したという意味合いの軽いジョークだろうと考え直しました。
底辺に流れているのは「バチカンで~」と同様、異文化との融合なのでしょう。ブレンダの子供が弾く演奏もジャズとバッハが混じりあった曲風にアレンジされていました。それは相手を認めて耳を傾けること。ジャスミンのふくよかな身体つきは彼女のひととなりを表現していてはまり役でした。主演のマリアンネを当て書きして「バグダッド・カフェ」の脚本は執筆されたともあります。
女性の自立を描いたウーマンリブの作品が放出された1960、70年代。思想的に目覚め元気に活躍する女性らが主人公だったのですが、しだいに「台所から世界が視える」的な人物像に変遷していったような気がします。ジャスミンはまずお掃除を皮切りにブレンダの子供や、従業員、カフェに出はいりしている画家やブーメランを操る若者などと仲良くなります。しかも別れた夫がかばんに残していった手品道具でマジックを習得しショーにまで発展させる。アジテーションなどお決まり文句は一切無用でした。
お堅いジャスミンがモデルを引き受け、気持ちがどんどん解放されていく様子は小気味よかったです。

2015.07.27 18:47|


冒頭シーン、熱い砂漠地帯を旅しているというのに豊満な中年のドイツ人女性が堅苦しい黒いスーツをキチッと着込み、髪も結い上げ羽根飾りの付いた帽子までかぶっている。ジャスミンでした。たどり着いたさびれたモーテル兼カフェ兼ガソリンスタンド「バグダッド・カフェ」には、いらついている不機嫌な女主人のブレンダ。
ひぇーっと根をあげて観るのを止めたのはいつのことだっただろう?!
先の『バチカンで逢いましょう』を観て、マリアンネ・ゼーゲブレヒトの独特な雰囲気に興味をそそられ再挑戦したくなりました。

砂漠・給水塔・マジック・ブーメラン・Visionの絵(イメージ)・主題歌 Calling You・・・・これらが溶け合って、映画の中で大活躍する手品のようにマジックワールドに誘われてしまった感覚を覚えます。
頑ななブレンダの心を溶かしたものは「いないの」とつぶやいたジャスミンの言葉。ブレンダが「さっさと出て行け、遊ぶんなら自分の子供と遊べ!」と、ジャスミンを追い出そうとして発したセリフに対してでした。この描写にガツンとやられました。
イレズミ師の女デビーが、「調和(ハーモニー)がありすぎるよ」というせりふを残してバグダッド・カフェを立ち去ったのも解ります。
でも、ラストシーンで男性画家が「結婚してくれないか」とプロポーズしたのに対し「ブレンダと相談するわ」は、かなり不可解でした。
結婚にこりごりしたジャスミンが結婚という形態を取らずに暮らしたいとのだったら、遠回しに言う必要はありません。


2015.07.22 15:35|



「夫を亡くした主人公が、娘たちとの同居も老人ホームへ行くのも拒否し、ローマ法王に会うためにたった一人でバチカンに向かう」

そんなフレーズに敬虔なカトリック信者の話だろうと勝手に想像し、観たいという気にはとてもならなかった。でもねぇー、かの『バグダッド・カフェ』のマリアンネ・ゼーゲブレヒトが主演してるのだから何か一味違うはず。
全編でマルガリーテは親しみを込め誰からも「オマ」(おばあちゃん)と呼ばれている。一般的に欧米映画などでは、「おばあちゃん」より固有名詞で呼ばれる方が多く、素敵だと感じていただけに戸惑った。でも、ハングルのオモニをイメージするような東洋的な響きが不思議に快い。
ドイツ気質は厳格で、対するイタリアは愛ですべてを許すといわれるほどの文化の違いがあると考えていたのは浅はかだった。そんなのは個性の前ではひとたまりもないのかもしれない
マルガリータはドイツのバイエルンからカナダへ移民し、娘と孫娘へと彼女のパワーは受けつがれているようだ。底辺に流れているこのパワーこそが映画の源だろう。
マルガリーテは敬虔なカトリック信者には許されない一夜の過ちで、ダンナ以外との男性との間に子を成してしまった。それが一粒種の娘なのだ。家族にずっと黙ったまま封印してきた秘密を、教皇に逢い懺悔するのが目的だった。
な・の・に悲壮感が漂わないハートウォーミングな物語となっているのは、祖母、娘、孫娘3人のスピリッツ。同棲中の恋人に裏切られた孫娘・マルティナが「私はあなた一人に人生をかける勇気を持っていた」というセリフで撃退するのは、なるほどそれも勇気と呼ぶのかと思ってしまった(笑)。
人生を楽しむ映画なのだ。「その気になればあなたにだって出来るよ」と背中を押してもらえると、心弾む日々が当分持つというもの。


2015.07.08 10:58|


今回のブログDEロードショーのお題は「岡本喜八監督の作品」と聞き、名前を知らなかったので、岡本喜八監督さんを検索することから始めました。かの有名な「日本のいちばん長い日」を撮った監督さんだったのですね。また、以前観て好印象だった「大誘拐RAINBOW KIDS」でもメガホンを取っていたとは知りませんでした。
中に懐かしいタイトル「肉弾」を見つけました。
当時連ドラで素朴な役柄を演じていた大谷直子が脱いだの脱がないので話題をさらっていた映画・・・・。その頃未熟だった私は真に受けて、肉弾とは裸で商売をする女性の話ばっかりと思い込んでいました。真っ向勝負の反戦映画と分かり、その『肉弾』を観たいとレンタルショップへ出向いたのですが、『ジャズ大名』しか置いてなくがっかり・・・。
前置きが長くなりました。
原作は苦手な筒井康隆さん。冒頭のシーンで南北戦争で解放された黒人3人が英語と方言混じりの和訳された日本語で同時に語るシーンであえなく挫折。
某テレビ局で収録済みの『ジャズ大名』朗読を聴いて気を取り直し再チャレンジしました。
映画の方が、原作に忠実な朗読より観やすかったです。
その後、彼らは日本の小藩に流れ着き、音楽好きの大名と出会い城中でジャムセッションを繰り広げることになるのですが、ジャズ演奏に、城中のものが鼓と横笛、算盤、薩摩琵琶、琴、鍋、釜、桶、三味線なども加わる奇想天外な話となっていきます。地下牢で演奏されるその上を江戸に向かう討幕派、彼らと敵対する幕府の兵、百姓一揆たちがええじゃないかと乱舞しながら駆けぬけ、新政府軍や殿銃隊が朝もやの中に消えて行くー。
茶目っ気を持って時代に楔を打ち込むような作風は嫌いではなくシンパシーを感じます。思ったより取りつき易い監督さんでした。
ラスト20分のジャズセッションシーンには大物人物らの顔をそろえてド迫力満点で、やりたい放題やってる監督さんの意気込みが伝わります。エンタメ、娯楽作品でこれだけあくの強さを感じるのですから、本領発揮のど真ん中直球勝負の作品を観たいものです。
自分から進んで手に取ることはないので、これから夏に向かう時節柄、オンエアーを見逃さないように心がけようかな。


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