2016.04.30 17:53|パソコンで分からない

白雪ゲシ


あれこれ試しつつこのテンプレートに落ち着きました。細かいことに拘っていたら迷いました。とにかくしばらく使わせていただきます。

2016.04.29 11:56|
若冲


今年、生誕300年を迎え、益々注目される画人・伊藤若冲。緻密すぎる構図や大胆な題材、新たな手法で周囲を圧倒した天才は、いったい何ゆえにあれほど鮮麗で、奇抜な構図の作品を世に送り出したのか?

澤田瞳子著の「若冲」に耽読したのは2か月ぐらい前になるだろうか?コミックの「百日紅」を読んで以来、江戸時代の絵師に魅かれ”追っかけ”をしています。澤田瞳子さんは「狐鷹の天」でおなじみの作家さんです。狩野派とか全然嫌いなタッチの日本画でしたが、何故そんな風に描かれたのかを知れば知るほど、知識がなかったためとわかり、偏見で嫌ってた自分が恥かしくなりました。

実在する絵師なども登場し、どこまでが史実でフィクションなのか分からないのですが、実際に彼が描いた絵をみたいと思っていたら、タイムリーなテレビ番組がありました。

色彩への強いこだわりで用いた絵の具。その中でプルシアンブルーを使用したという説明。この色はプロイセンで造られた最初の人工顔料だったそうで、江戸の中期、長崎の出島に1キロしか輸入されなかったらしい。この稀少な人工顔料を、日本で最初に使用した画家が若冲だったとか。
次に感銘したのは『病葉』をも繊細緻密に描いていたこと。咲き誇る花々だけでなく、私だったら忌み嫌う立ち枯れた蓮や、虫に食われた汚い葉にも眼差しを向けてあった。

モネマネが光と影を描き出した印象派の頃より、若冲が1世紀も前に独学で到達していたことも驚きでした。





2016.04.26 12:17|映画

原題は「Boyhood」=少年時代


テキサスの田舎町で母と姉と暮らす6歳の少年メイソン。風来坊の父は離婚してアラスカに行ってしまい、キャリアアップのために大学で学ぶことにした母は子供たちを連れてヒューストンに転居。メイソンはそこで多感な思春期を過ごす。再会した父との交流、母の再婚と義父の暴力、そして初恋。12年の時は家族それぞれに様々な変化をもたらし、メイソンは自身の夢を見つけ、やがて親元から巣立ってゆく…。

★アカデミー助演女優賞(パトリシア・アークエット)、ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。



友人が、子育て真っ最中の頃「親と子供は永遠に片想いのままで、それを延々と人は繰り返すんだとね」と嘆きました。妙に納得したのを久しぶりに思い出しました。ある年齢に到達しないと人には理解できない心情があります。振り返って、ああ両親はこんな気持ちだったのかと、両親と同じ年になってしみじみと理解できますが、悲しいことに、永遠にその隔たりは埋まらないのです。

一番心に残ったシーンは、メイソンJrが家から巣立つシーンでの母・オリヴィアとの会話でした。結構、オリヴィアは子供の気持ちを後回しにして自分の人生を切り開いていく人だなと、あきれながらも半ば感心して観ていたのですが、ついにオリヴィアも感情に流され激しく吐露していました。

「娘・サマンサとメイソンを大学へ送り出した後にあるのは自分の葬式だけだ」とテンパる母に、メイソンJrは「40年は先の話だ」と慰めます。もっと長いかと思っていた18年間はあっという間だった母親の気持ちは私にも良くわかりました。でも、息子には違う時が流れていた・・・。彼にはこれからの新しい生活が輝いて待っていました。やっと色んなしがらみを脱ぎ捨て自身の生活を始めることができる。かつて私も同じように親の元を巣立った日を鮮明に覚えています。息子たちもそうでした。永遠に続く隔たりはどうしようもない。

すべての瞬間に「大切」が宿ってる

ラストは大学生活をスタートして新しい友人とメイソンJrが話すシーンで締めくくられています。

「どうしてみんな”一瞬を逃すな”って言うの? 

私はなぜだか、それを逆に考えちゃう。私たちは一瞬を逃さないって」

「わかるよ。時間は途切れない。一瞬というのは常に今ある時間のことだ」

オリヴィアも一時的な感傷で取り乱しただけで、その後の生活を彼女なりに生きていると思います。


この映画は主要人物4人を同じ俳優が12年間演じたことでも注目を浴びました。大人の俳優さんたちパトリシア・アークエットやイーサン・ホークの変化はさほど感じませんでしたが、メイソンJrを演じたエラー・コルトレーンの成長は戸惑いわかりませんでした。日本とアメリカの教育課程の違いや異なる家庭環境、麻薬に関しても、映画などで既に知っていたつもりだったけれど驚かされます。

  

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監督は『恋人までの距離』のリチャード・リンクレイター。現在、エラー・コルトレーンはモデル業もやっているそうだけど、次作を期待されます。
レビューでは面倒で割愛しましたがコメントに返信している内に追記することにしました。

イーサン・ホークが演じたお父さんに好感が持てました。最初の結婚で、彼は夫としては不適格者だったけれどお父さんの役割はきちんと果たしていたように感じました。自身が成長する前に子供ができたために、照れる息子や娘に真剣に避妊の大切さを力説するなど、実生活する上で必要な事を子供たちに伝授しようとしている姿勢が伝わって来ました。そしてまた再婚する際に「今の自分だったらお前たちの母さんにも嫌われなかった」と語っているのです。
メイソンJrだけでなく、母親オリヴィアや父親、姉などファミリー全体が成長していく物語だったと思います。




2016.04.25 13:10|映画と本
ゆうじょこう
駆け込み女



2016.04.06 16:19|映画
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料理で人生を変えたジュリアが、時代を超え悩める女性・ジュリーの人生をも変えていった映画でした。録画したものの、定番の、料理好きな主人公がレストランを開くまでのサクセスストーリーだろうと思い込んでいましたが・・・。
最初こそメルリストリープの怪演ならぬ快演(造語)に度肝を抜かれましたが、進むにつれ彼女の温かさを含んだ磊落さに惹きこまれてしまいました。彼女が演じたのは実在したジュリア・チャイルド。ジュリア・チャイルドはアメリカの食卓に一大革命をもたらした料理研究家でした。外交官であった夫の赴任でパリに住むこととなり、37歳で有名なル・コルドン・ブルーで料理を習います。ここで学んだ本格的なフランス料理をお手伝いさんがいなくても、家庭のキッチンで誰もが作れるようなレシピにまとめ料理本を出版します。出版を思いついた3人の女性の内、1人の女性が真剣でなく彼女と手を切ろうとするのですが、離婚を抱えていると知り同情する所は思い遣りを感じさせます。
一方、時代は替わって現代のニューヨーク。派遣社員のOLとして冴えない毎日を過ごすジュリー(エイミー・アダムス)は人生の転機にしようと、憧れていたジュリアの524のレシピを365日で作ることに挑戦し、その日々をブログに載せます。
このブログが色んな人の目に触れ、本作の原作となる”ブログ本”を出版することとなり、ジュリーもまた、昔からの夢だった作家になりました。
何といってもジュリアの大らかさに憧れます!映画中にもありますが彼女は料理番組の草分け的な人でもありました。まだ録画機材が普及していない時代に、生番組で料理を作るのです。失敗しても、彼女は慌てず大笑いして楽しく番組を続けています。私なら真っ青になるところ。こんなジュリアだったらジュリーと会う運びになりそうですが・・・。生きた年代が違うし、成功する人たちには彼らなりのポリシーやこだわりがあるのも理解できます。
ジュリーとジュリアの共通点は子供はいなかったが良き伴侶に恵まれ深く愛し合っていたこと 。料理が好きだったこと。
まるでグリとグラみたい!
和食党の私にはバターをたっぷり使ったお料理は少々胸がつかえ、観ているだけでお腹一杯になりました。





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