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2016.11.28 17:24|映画


監督:ウォルフガング・ペーターゼン
アメリカ映画、2004年

わおっ、もうひと昔前の映画となったんだ!

現在、当地美術館で開催されている「ギリシャ展」を観る前に、知識を深めておいた方がもっと楽しめるとレンタルしました。

ギリシャ展は11月に既に見学していたのですが、何とチケットが当たってしまい、再度見学できるチヤンスに恵まれました!

「原作」とも言えるのが、古代ギリシアの詩人ホメロスの『イリアス』となっています。

神話なので難癖をつけようもないのですが・・・。

戦いで得る物は何もない。

よその国の王妃に恋し自国へ連れ帰ったというトロイ国の王子・パリスはどうしようもない奴だ。そんなことをすればギリシアに攻めいる理由を与え、王家や家臣たちまで巻き込み、トロイの領民が滅ぼされ国自体が存続の危機に陥ってしまうことぐらい想像できたはずなのに。パリスは責任を感じ決闘を言いだすが、負けそうになると兄の後ろに隠れるダメ男。帝王学とかなかったのだろうか。しかも、そんなダメ王子・息子を叱り飛ばさない親も親だ(王様)!そのプリアモス王を演じているのがピーター・オトゥール、気づかなかったが74歳で出演していて驚きました。勇者として描かれているアキレスよりパリスの兄・ヘクトルの方がずっとずっと素敵でした。

映画では戦争の素となった絶世の美女・ヘレネはメネオラスに仕方なく嫁いだようになっていたが、原作の「イリアス」では数ある求婚者の中から彼女が選んでいる。しかも、トロイ戦争の後で激怒したメネオラスに殺されそうになるが、その美しさに殺されないで、後は彼と元鞘に収まり幸せに暮らしたという、原作・『イリアス』の筋書きだ。映画で、ヘレネはまっこと身も心も美しき女性となっているのは、監督もしてやられたのかな(笑)

お蔭で、主軸となっている有名なアキレスとトロイの木馬にまつわる話も整理でき、あらためて「ギリシャ展」に踏み込めそう!

アキレス演じるブラピの肉体美はさすが。筋肉を鍛え上げた成果がばっちりとおまけに記しておこう。

やっぴ的歴史映画≫トロイは、原作と映画を対比させ分かり易く説明してあり助かりました。

お礼を申し上げます(ぺこり)。


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2016.11.18 11:32|映画

マルグリット

2015年,フランス
日本公開:2016年2月
上映時間:129分
原題:『Marguerite』

グザヴィエ・ジャノリ監督


1920年、フランス。新聞記者のボーモンは、パリ郊外にある貴族の邸宅で開かれたサロン音楽会に参加する。しかし主役であるマルグリット夫人は、救いようのない音痴だった。しかも周囲の貴族たちは礼儀から彼女に拍手喝采を送り、本人だけが事実に気づいていない。野心家のボーモンはマルグリットに近づくために翌日の新聞で彼女を絶賛し、パリの音楽会に出演者として招待する。音楽を心から愛するマルグリットは、本当のことを言い出せずにいる夫ジョルジュの制止も聞かず、有名歌手からレッスンを受けはじめるのだった。


音楽映画で選んだはずだったムービーだったけど、あの結末じゃあ私的には納得できないなあ~。

絶望的な音痴なのに自分では偉大な音楽家だと固く信じ、凝った衣装を身に纏(まと)いリサイタルを開く女性が主人公。その触れ込みに大いに心動かされ映画館で鑑賞したいと思ったほど。でも拠無い事情で映画館に足を運べずにDVDで鑑賞したのは幸いだったかもと思いはしたものの、悪い映画ではない。

オペラ仕立ての5章構成は面白い趣向で美術や音楽、造形などは素晴らしい。

マルグリットがここまで音楽に肩入れするのは、夫・ジョルジュへの愛が満たされないからだった。ジョルジュは彼女の友人と浮気をし、全く彼女を理解しようとしない。幻想に浸って明るく生きているように見えながら、華やかな貴族の生活とは裏腹に孤独と失望を感じるマルグリット。マルグリットは喜びを好きな音楽に見いだし名歌手の夢に溺れて歌手気取り三昧の日々を送っている。本当に愛情があるのならば、ジョルジュはマルグリットに音痴という真実を早い段階で伝えるべきだっただろう。後半に連れ、彼が少しづつ変わっていき、自分へ振り向かせる1つ目の目的は達成されたのだが・・・。

彼女自身も薄々は感じていたはずだ。育ちの良さもあるのだろうか、滑稽なほど音楽に猪突猛進していく姿は見ていられない。 始めて蓄音機に録音された自分の歌声を聞き、自分が絶望的なほどの音痴という真実を前にショックを受け、倒れこむ場面でthe endとなる。マルグリットは死んでしまったのだろうか。

発生する声が自身で聴いている声と、人が聴いている声とは違うという経験は貴重だ。私も朗読練習の際に、自分の描いていた読みとかなり違っていた読みになっていて愕然とした体験がある。ずっとそれを知らずにマルグリットは人前で歌い続けてきたののだろうから想像を超えるほどの衝撃だったに違いない。

私はラストに期待していた。もしかすると、マルグリットは才能ある素晴らしい歌い手でわざと下手くそを装っていて、ステージで素晴らしい歌声を観客の前で披露し、世間をあっといわせる幕切れとなるのではないだろうかと。もし、そうならなかったとしても、真実を受け入れ平然と「私の好きな音楽」を貫きステージに立ち続けていく天真爛漫さを持っているのではないか。

事実は小説よりも奇なり!

実はこの映画にはモデルが実在している。アメリカで音痴の歌姫と標榜されるフローレンス・フォスター・ジェンキンス。音痴にも関わらず多くの人々から愛された伝説のソプラノ歌手。歌が下手なのに聴衆が集ったという。1944年に晩年の76歳でカーネギー・ホールの舞台に立ちレコードもリリースしているからあっぱれだ。彼女は、聴衆が笑うのは自分の音楽を楽しんでいるからだと固く信じていたという。

実際の結末を反故にして違う結末を用意した監督が意味するものは?

マルグリットを取り巻く時代背景や男性陣たちに鍵がありそう。しかし、説明不足で伝わりにくい。

まず、マルグリットに仕える黒人の忠実なる執事・マデルボス(デニス・ムプンガ)は最後まで不可解な人物だった。一見良き理解者を装っていて、実はマルグリットを陥れようとしていたのだろうか・・・。と疑いたくなる。薄暗がりで、愛する夫人の写真を現像しながら、彼はいったい何を思っていたのか。

新聞記者のボーモンは、最初は面白半分に財産家である彼女を利用しようとして近づいたのだろうが、マルグリットの歌を愛する純真さに圧倒されたのだろう。だけど、平行して語られる歌手の卵との恋愛エピソードをあれほど長く描く必要があったのだろうか。

分からない点を皆であれこれ言い合うおあつらえの作品だと思った。

ブログdeロードショーのお題にして皆さんの感想を聞けたら嬉しいです。

「大統領の料理人」を未見だったので、主演のカトリーヌ・フロさんがこれほどまで魅力的だったとは知りませんでした。



追記


マダム フローレンス

2016年 イギリス

監督 スティーブン・フリアーズ

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり 』

フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにした作品がもう1本あるらしい。こちらはメリル・ストリープが主演していて、どちらかといえば実話に沿って描かれているらしい が、今鑑賞するには早すぎる気もする。あらすじを読む限り、同じモデルを題材にしては味付けが違うようだ。言わせてもらえるならたして2で割ったぐらいの匙加減が好みですが、しばらく時間を置いてから観ることにしよう! 

  


       

「大統領の料理人」をレンタルしたのですが期待したほど面白くなかった・・・。(報告まで)(11月30日)


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