2016.12.29 15:05|映画

グーニーズ


1985年アメリカ映画



先ほど観た映画『バーレスク』の監督スティーブ・アンティンが『グーニーズ」に出ていたと知り確かめるべく再見しました。

何十年ぶりになるのかな?子供たちが小さかった頃一緒に何回となく観た映画でした。観終わって、家から近くに浮かんでいる島に自転車で探検に行ったことなども懐かしく思い出されます。その島は潮が干くと歩いて渡れますが、潮が満ちたら戻って来れなくなるので、時間を決めてドキドキしながら島を駆け足で一周したっけ。

何十年経っても色褪せることなく楽しめて嬉しかった!片目のウィリーの海賊船が、洞窟から解き放たれゆっくりと大海原へと進み出て行くラストはやっぱり素敵です。まだ今もどこかの海を航海しているように思えます。

ただ、「フラッテリー一家」の長男ジェイクが脱獄するシーンはすっかり記憶から抜け落ちていました。

スティーブ・アンティンはトロイ役で出演していたのですね。父親が主人公のマイキー達の家に金を貸していて居丈高で嫌味な役柄だったから分からなかったのは無理もありません。

兄ブランドンの恋人アンディの友人・ステファニー(眼鏡をかけている)を演じていたマーサ・プリンプトンのファンになったのもこの映画からでした。『モスキート・コースト』やリバ―・フェニックスと共演した『旅立ちの時』など好きな映画でした。

リバちゃんは逝ってしまったけど、彼女はもう46歳になっただなんて信じられない。


2016.12.22 13:43|映画

その夜の


2012年 監督 赤堀雅秋

鉄工所を営む中村は、5年前に妻をひき逃げ事件で失って以来、無気力な日々を送っていた。一方、ひき逃げ犯の木島は刑期を終え出所したが、しばらくすると匿名の脅迫状が届くようになる。中村の妻の命日に2人はついに対峙することになるが……。


ミロクローゼが不発に終わったので観るのを止そうかと思ったのですが、本当に観て良かった!映画や本、大好きな山にしたって、それぞれ好みが違うのでとにかく自らの目で確かめるしかない。

殺伐とした現代に生きている希薄で孤独な人間関係をあらゆる角度から、多様なキャラクターとエピソードをまじえて作られた、一見の価値ある佳作だと思いました。

堺雅人さんは好きな俳優で映画やテレビは何作か観てきましたが、この役柄はまったく違ったタイプを演じていて、マンネリ化を感じていた私には新境地を開いてもらったようです。ホテトル嬢との絡みで優男の裸体をさらけ出す役者魂にもね(笑)。

糖尿病なのにプリン依存症である健一が、冒頭ではあれほどプリンを浴びるように食べほしていたのに、ラストではプリンをぐちゃぐちゃに握りつぶし誘惑を断ち切り食べなかったシーンにやっと光明が差しほっとできました。妻の留守電を消去した健一はプリンとも決別し前を向いて生きていけそうです。

健一演じる堺さん、木島を演じる山田孝之さんが放つ負のオーラは凄かった!

真面目な「被害者」健一と、手のつけようがないようない「加害者」木島は対極のようですが似た者どうしだったのではないだろうか。人との交流が苦手な人たち。

健一は無口で度の強い眼鏡をかけ他人との関りも避けて孤独に生きている。

一方、木島は思い通りにいかないことを暴力で発散させながらもいつも苛立っているのに、小林(綾野剛)や星(田口トモロヲ)、関(谷村美月)らは彼から離れようとしない・・・。その理由は寂しいからだった。もしかすると、木島は口で言うほど悪ではなかったのかもしれません。

キーワードの様に出て来たセリフ「出来ることなら他愛のない話をしたい。平凡で、昨日観たテレビや何を食べたのかなどの」。ニュースで良く耳にするいじめなどの少年犯罪を思い出しました。中心メンバーの犯人から逃れられずに共に行動し犯罪に手を貸してしまう少年たちー。

映画の彼らは立派な成人だから犯罪に手を貸すことはなく、最後の一線は守られていますが。

義兄である青木が、殴られて生き埋めになりそうな中で、小林に言った言葉が心に刻まれています。「平凡とは全力で築き上げるものだ」。若い頃は嫌で軽んじていた平凡。でも、大人になって平凡ってそう簡単に手に入るものではないと気づかされます。

他愛もない会話ができる日常、他愛もない会話ができる相手。私たちが渇望し手に入れようともがいているのは”平凡な日常”。

最後にひとつ心残りがあります。詩集を売る老人が、包丁を持ちふらつく健一に言ったセリフの謎がとけません。「物語だろう?君には関係ない」。物語とは妻が亡くなった事故を指すのでしょうか?心当たる方教えて下さい。

健一の鉄工所の従業員を演じていた久保(高橋 努さん)の役柄も良かったです。大柄で筋肉質な彼に不似合いな顔を覆って泣くシーン、電話で自分の子供に話しかけるシーン、左手薬指にはめたリングがくっきり際だっていました。

出演者すべての演技が見応えあった作品です。

ケフコさんとは異なった感想になりましたが、リクエストして下さり本当にありがとうございました。

今回もブログdeロードショーに感謝致します!



2016.12.19 17:31|映画

2011年 監督石橋義正

花屋に勤めるユリに一目ぼれしたタモンは、なんとかユリの気を引こうとするが、ある日突然ユリは強盗に連れ去られ姿を消してしまう。ユリを捜し求めるタモンはやがて時空を越え、波乱万丈の冒険を繰り広げる。主演の山田孝之が金髪おかっぱ頭の外国人、浪人、愛の伝道師という1人3役をこなし、3部構成でストーリーが展開。


途中を早送りして何とか最後まで持たせました。本作がお題でなかったらとっくに投げ出していたのは間違いないかも。(ファンの方にはゴメンナサイ!)ラストまで不愉快さを引き摺って観てしまいました・・・。

おそらく、私には不向きな映画なんでしょう。

ラブファンタジーで、ミロクローゼとは太陽を意味すると解説にあるけれど、どぎつい化粧やケバい雰囲気にはなじめません。監督は恋愛をしない若者に向けて「もっと恋をしよう」とのメッセージをこめたと話していますが、私だったら却って恋に尻込みしてしまいそうです。

ただ、ストーカーが圧倒的に男性に多いという疑問は少しとけたような気がしました。

もう一つの作品に期待します!




2016.12.15 16:11|映画

バーレスク


製作年2010年
製作国

アメリカ

miriさんが今回のお題で取り上げていらっしゃったので観ました。楽しい映画を紹介して下さってありがとう!

久しぶりに出会えたシェールにまず感激。私、あんなにファンだったのにすっかり忘れてしまっていた!アギレラの圧倒する歌唱力と踊りも最高でした。

アリが初めてバーレスクでショーを観てうっとりと舞台を眺めるまなざしは秀逸でした。いつか私もという気持ちがあふれ出ていましたね。

ミュージカルより、こういった形態で撮っている映画の方が好みです。

”空中権”も知れて良い勉強になりました。

監督 は、大好きな『グーニーズ』に出演していたらしいのだけど全然思い浮かばない。季節柄、再見するのも良いかも!

2016.12.08 15:20|映画

君の名は


飛ぶ鳥を落とす勢いで話題をさらっている本作です。新海さんの映画は過去に2本観ています。(「言の葉の庭」「雲の向こう約束の場所」の感想は←)

DVDレンタルしようと思っていましたが、夫の観たいという強い要望とこれだけ今の日本人を感動させる物を確かめたいという理由で誘いに乗りました。

観終わり、えらく感動してポスターまで購入する夫に少々遠慮してツッコミは敢えて抑え気味に、「思ったほど悪くはない映画だったね」と一言。

一応、冒頭から掴みは良く飽きずに最後まで楽しませてもらえました。ラストのもたもた感は感じたけど。

さすがに影像は繊細で美しく、初めて聴いたRADWIMPSの音楽もばっちり。(大好きなBUMP OF CHICKENに似た声質!)

だけどさほど心に響いてこない・・・。決してアニメだからではない。「時をかける少女」や「サマーウォーズ」などの、使い古された色々な種を素にしてつなぎ合わせてできている感が拭えなかった。震撼させた東日本大震災、絆のような”組み紐”は赤い糸伝説を連想させる、彗星の衝突、都会と過疎に瀕する田舎で暮らす若者たちの現状。もし、あの時にタイムスリップできたら救えた人々がいたはずだという願いを、本作に叶えてもらったのではないだろうか。それが観客の心をぎゅっと掴んだのかもしれない・・・。

ありとあらゆる要素が、老若男女に受け入れられる仕掛けがたくさん散りばめられていたと思う。

先日ラジオで新海監督が国文学専攻だったと知り、なるほど「言の葉の庭」や本作でも古典の授業の描写があったのかと肯けました。(古典の先生は雪乃先生とだぶりました・・・)

ティアマト彗星落下前日に三つ葉が瀧に会おうと上京した時、どうして瀧は気づかなかったのかと???

その疑問が、時系列が整理してあり二人の入れ替わりには三年間のラグがあるというレビューを読んで参考になりました。


and一晩寝て思い出した感想。

3つの作品を通して、未成年である主人公の子らの両親はすべて登場していない。

母親が亡くなった後父親も家を出て、三つ葉は妹と一緒に祖母の元で暮らしている。瀧は兄と2人暮らし。(兄ではなく父だったらしい。それぐらいに私にとっては父親然としてうつらなかった)彼らを取り巻く友人らとの関係は良好だが、三つ葉の父親とは微妙。

監督は現在(いま)の家族関係が機能していないと暗に臭わせているのだろうか?


平成の人心攫う「君の名は。」句点を題に添えて再来


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