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スケアクロウ

2013.08.04 16:49|

Scarecrow
1973年アメリカ
 
 
 
男同士の深い友情を描いたアメリカン・ニューシネマの傑作。出所したばかりのマックスは、南カリフォルニアの道路で、同じくヒッチハイクをしていたライオンと知り合う。ライオンは5年ぶりに帰ってきた船員で、自分の居ない間に生まれた子供に会うため、妻のもとに向かう途中だという。意気投合した二人は、共に行動する。次第に深まっていく友情を、ロード・ムービー風に描く。
 
ねぇ、ライオン
君は百獣の王者であるライオンという名前をもらったのに、本当は優しくてナイーブな男だった。君はすぐ人を怒らせたり、威嚇してケンカをしちゃうマックスに、いつか云ったよね。「(揉め事になりそうな時は)人を殴るんじゃなく、笑わせるんだ。案山子が立っている場所にカラスが寄り付かないのは、案山子がカラスを笑わせるから。笑わせられたカラスは、こんないい奴がいる畑を荒らすのはよそうと、その畑を避けるようになる」と。
電話で妻が子供が死んでしまったと告げたのは愛憎極まった嘘だったのに・・・。大きなショックを隠し、どうして「息子は元気でいるから大丈夫」だなんて、何でもない振りをしたの。案山子になるにも限界があるんだよ。人は、苦しくてたまらない時は感情を押し殺さずに爆発させないとだめになってしまう事もあるんだ!
酒場でケンカになりそうなマックスに愛想をつかし、君が店を出て行こうとしたことがあっただろう。その時マックスは君を「待て」と呼び止め、喧嘩を売った相手に向かいストリップ踊りを始めたじゃないか。マックスだってscarecrowになれたんだから、君だってかかしにならずに乗り越えられたかもしれないのに・・・
ジーン・ハックマン演じるマックスは妹のことを愛する心優しい兄だが、暴力的で粗野で他人を信じることができない。片やアル・パシーノ演じるライオンは、5年前に故郷や女から逃げ出し、船乗りになり放浪、妻と未だ見ぬ我が子のもとに帰りたいと可愛らしい電気スタンドを入れたプレゼントボックスを大事に抱えている男。
正反対の二人が織り成す奇妙な交流と友情、そして悲劇。
1960年代後半から70年代にかけてアメリカで製作されたアメリカン・ニューシネマの作品の1つでした。
今や、ライオンが帰りたくてたまらなかった大都市デトロイトは、半世紀が流れ、日本の夕張市と同様破産してしまった。
授業では五大湖周辺の世界最大の自動車都市として習った記憶がある。
何ともいえない時代の変遷を感じます。

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