桐野夏生著「ハピネス」

2013.07.05 10:20|

 
「OUT」で衝撃的なデビューを果たした桐野さん。どろどろとして眉を潜めたくなる作品も多かったけど、最近の「女神記」「ナニカアル」などは精鋭的な突きが程よくなり好感が持てる。何といっても、彼女は妬み憧れなどの複雑な心理を描写しながら女性同士の友情を描いている。裏も表もえぐり出し、いったん底に落ちた女性がたくましくのし上がっていく姿をあぶりだしてくれる。
ママ友社会の大変さが背景にあり、子育てを過ぎてきた私には、物足りなさはあるが雑誌の連載物だから目を瞑らなければいけないだろう。
桐野さんの作品にしては・・・というのが正直な感想です。「ハピネス」のタイトルは手垢がつきすぎていませんか?「女神記」の下を早く執筆してください。待っていま~。す。
 

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