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サラの鍵

2013.06.30 16:28|

2010年 フランス製作
 
タチアナ・ド・ロネの同名ベストセラー小説を、クリスティン・スコット・トーマス主演で映画化。1942年のフランス、パリ。ユダヤ人の迫害が過激化するある日、幼い弟を納戸に隠したサラは、納戸の鍵を手にしたまま収容所へ送られてしまう。そして現代。アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、ユダヤ人迫害事件を取材するうちに、あるユダヤ人家族の悲劇を知り……。
 
入院する一ヵ月前に観た映画です。ナチ政権によるユダヤ人迫害を描いた映画からはしばらく遠ざかっていました。このレビューだけは残さなくてはと思えるほど印象深い映画でした。
ユダヤ人大虐殺を語る時、オーウェル著の「動物農場」を思わずにいられません。動物たちが農場主を追い出して理想的な共和国を築こうとする時に、豚が演説します。「2つ足の動物は悪で4本足の動物は善」のようなこと。物事を単純化して差別へ導く怖さはこの上も無い!最終的には指導者の(4つ足である)豚は独裁者と化し、恐怖政治へと変貌していくのです。
この映画は、現代に生きるジュリアと当時戦禍を受けたサラが交互に描かれています。何といってもサラ役
の少女時代を演じたメリュジーヌ・マヤンスの演技に圧倒されました。見ごたえのある映画でした。サラが、彼女をかくまい育ててくれた養父母の元を離れ、アメリカへ渡り家庭を築きながらも自ら人生を閉じなければならなかった、彼女自身のストーリーだけでも、充分伝わったのではないかとも思ったが・・・。サラを取り巻く勇気ある養父母などの人々の思いも、物言わずとも胸にしみいって来る。
ジュリアがサラの軌跡を追うミステリー仕立てにしたのも、更にラストの展開で頷けるのも本当。
風化させてはいけないメッセージは重くのしかかるが、良い映画に出会えて良かった。観て後悔はしない映画です。
せめて知るべきなのだ、平和を当たり前のように享受している私たちは・・・。
 
 

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