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招かれざる客

2013.03.24 12:17|

 
1967年 アメリカ
監督 スタンリー・クレイマー
 
デンゼル・ワシントンの前に魅了したシドニー・ポワチエを観たくBSで録画しました。再見と思ったけれど、初見だったようです。たぶん、タイトルで別なものを想像したのでしょうね。
我が家でも最近次男が意中の人を連れ帰ったのでタイムリー。
私の思ったことは・・・
勿論、人種問題もなく人柄の良さそうな娘さんに申し分はありませんが、最終的には息子が選び2人がお互いに決めたパートナーです。自分たちの責任で自分たちで歩んでいくのが基本です。良縁にしろ、あれこれ考えれば切がなく、親はサポートするのが関の山です。後は子供たちの人生を彼らが信頼し助け合ってやっていくだけ。
 
 


 
原題Guess Who's Coming to Dinnerhaを、サスペンス風な“招かれざる客”とのタイトルにしたことからひねりが効いているようだ.。
2週間前に初めて会った人と結婚すると言われたら、人種云々の前に、もっと良く考えるようにと助言するだろう。映画を観ている間は、キャサリン・ホートン演じる娘が、人種差別を気にしない賢い娘というより脳天気な世間知らずにしか写らなかった。しかし映画を観終えてからは、登場人物、場所、時間を限定する構成だったら、こういう娘の設定がベストと考え直す。
残念だったのは、本作で二度目のオスカー主演賞を受賞した母親役のキャサリン・ヘップバーンの演技に、最後まで不自然さを覚えたこと。最初から目を潤ませていたキャサリンー、娘のために流しただけの涙に映らなかったなぁ~。どうして最初からそう過剰演技しているのと冷めて観ている私がいた。
後からネットで、当時父親役のマットを演じたトレイシーと複雑な恋愛関係であることを知り納得する。
いっぽう、新聞社社長で人種差別と闘ってきた著名なリベラリストである父親のマット(スペンサー・トレイシー)が、家庭では普通の父親に陥る姿が正直で好ましかった。理想的な父親でなく、裡に奥深く眠っている差別と向き合い葛藤し結論を導いていく心の動きに親近感を持てたのだ。娘が黒人男性をパートナーに連れて来て建前がもろくも崩れさる。自分の娘のこととなれば話がちがってきて当たり前。2人の結婚を理解しつつも認めることができない自分に、何といっても驚いたのは彼自身だったはず。
親であれば、結婚云々の話しでなくとも、子供の進学や就職など、子育ての時期に何回も遭遇して、本音と建前がくい違い愕然とした経験があるはず。親は子に試され経験し自身も成長していくものだ。ましてや白人女と黒人男性のカップルへの差別は逆よりも多いのだから、結婚後に娘夫婦が受ける苦難や軋轢を考えると反対する父親を、誰も責める事はできない。ただ、マットの独演会のようなスピーチで一件落着を見たのは惜しかった。語りすぎた・・・。マットの父親の弁も聞きたい気もする。
 
白人から黒人への差別、黒人から白人への差別は勿論、家政婦のティリーによる黒人から黒人への差別をさらに描き厚みを持たせていたと思う。ティリーの娘が肉を配達した男の子と仲良くしているシーンだって意味合いがある。「せっかく育ててやったのに」とごねる父親に、「親が子どもを育てるのは当然の義務だ」とポワチエがやり返した後で「父さん~」とすぐ切り替えたシーンにぐっと胸打たれた。
時代が変わりつつある親の世代を簡単に裁くことは出来ない。
翌年にキング牧師が暗殺された当時、そんな時代にこういう映画を撮ったアメリカの懐の深さに驚く。
 
 

女の両親がドライブ先で立ち寄ったドライブスルーのアイスクリーム屋さん、すでにもうあったんだね!
 
1967年度の映画作品を調べてみました。懐かしいです!
 
 

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