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クレイジー・ハートCRAZY HEART

2013.03.18 16:40|
2009年製作 アメリカ
監督 スコット・クーパー
 

 
昔売れっ子のスター(バッド)が敗北して破滅の階段を転げ落ちる話しかと思っていましたが、後半は意外な展開となり面白く観れました。
父がアル中気味だったので酒飲みの亭主を持った母の苦労と家庭に及ぼす影響は良く分かっている私です。
母は父に何度も断酒会を勧めましたが、父はまったく受け付けませんでした。
その点、バッドは自ら進んで治したのに、ジーン(マギー・ギレンホール)には通じませんでした・・・。
シングルマザーでもある地方紙の記者ジーンがとても良かった。出会った頃、ジーンとバッドが交わした会話が印象的です。バッドがギターを弾きながら曲を練っているシーン。
ジーン「いい歌ね。誰の曲なの?」
バッド「いい歌というのは、どこかで聴いたことがあるような曲なんだよ」
ジーン「あなたの曲なのね」
バッド「いま、作っているところさ」
ジーン「才能のある人が羨ましいわ

 その後でジーンは涙を流すのです。この涙は?私にはバッドの並々ならぬ才能に対して流しただけの涙ではないような気がしました。才能がある人が羨ましい・・・。離婚して駆け出しの記者である自分に、果たしてどれだけの才能があるのだろうか。これから子供を食べさせていけるのだろうか。自分にもバッドのような才能があったなら・・・という風にも取れて、ジーンに親近感を持ちました。
     
でも、決別したことによって、バッドはそれを契機に酒を断ち、彼女たちへの思いが歌になりました。その歌はトミー(コリン・ファレル)の新曲として大ヒットをし、彼もまたあらたな舞台へ立つことになります。
クレイジー・ハートCrazy Heartは“荒ぶる魂”。素晴らしい歌声で聞かせてくれる主題歌“The Weary Kind”を“いちずな心”ともありますが、wearyは疲れたとか退屈な、うんざりしているというのがもともとの意味合いです。意訳したいちずなは上手いと思いました。
この歌詞を上手に訳したブログを見つけたので紹介しておきますね。
 
ジェフ・ブリッジスとトミーを演じたコリン・ファレルのカントリーソングが心に沁みました。ウェイン(ロバート・デュヴァル)も良かった!
 
 
 

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