ブログdeロードショー企画・真冬のファンタジー「ハーヴェイ」を観る

2013.02.26 16:23|

製作年/国
1950年/米

監督
 

 
たまたま今日オンエア~で観た『ハーヴェイ』。ハートフル・コメディのジャンルに分けられていますが、ファンタジー作品と観てもいいんじゃないだろうかと思い、ブログdeロードショーに名乗りを上げました。
 
名門ダウド家の42歳にもなるエルウッドは、ハーヴェイという身長6フィートの白ウサギを親友だと思い込んでいます。他の人には見えないこの親友を会う人ごとに紹介したがる彼に、同居している姉ヴィタや彼女の娘マートルは大迷惑で、彼を精神病院に入院させる決意をします。
ハーヴェイが現実に対して心を閉ざしてしまったエルウッドの幻想ではなく、ケルト神話に出て来る不思議な妖精pookaであるという説明が粋でした。だから時々姉ヴィタや後半になって院長にも見え、院長はハーヴェイを預かりたいと申し出たのでしょう。
この世ではとても賢く生きるか、とても好かれて生きるかのどちらかよ』と、祖母or母に言われて「好かれて生きる方を選んだ」と応えたハーヴェイの話は、年を経て私の心に響きます。亡き父が、酒を飲むと決まって「成果を収めなくてもいいから良い人になりなさい」と云っていたのを思い出しました。中学生の頃の私は聞く耳を持たず、今に至っています。
さて、エルウッドは姉に注射を受ければ治ると泣いてほだされ、注射を打つことになりました。
ところが、タクシーの運転手が「この世知辛い世の中でいらいらして正気で生きるよりも、ハーヴェイのような妖精が見えて友達である弟の方がずっと人に優しく、周囲も豊かな気持ちで人生を送れる。注射の後では180度変わったような口うるさい人間になるのだ」と、分かったような話をするのです。
いったいどちらが弟にとって幸せなのだろうか。彼は出会った人と共に酒を飲み交わし話に耳を傾け、時には家に招待するだけで大したトラブルはありません。しかもお金には困らない裕福な家柄。姉が弟を思い遣る気持ちが伝わってきます。弟を普通の人に戻すことが果たして幸せに通じるのだろうか・・・。
姉はどんな決断をするのだろうかとはらはらさせられました。
エルウッドに注射して彼を治癒させる結末が待っているのか。
その問題がクリアーされ、ハーヴェイを見えるようになった院長からハーヴェイを預かりたいと相談を持ちかけられます。エルウッドはハーヴェイと別れることになるのか。
結末が良いです。ラストまでファンタジーを貫いてくれたストーリーにほっこりさせてもらえました。
1950年代の作品にしてやられました!ブログdeロードショーでも取り上げられた、同ジェームズ・スチュワートが主演した「素晴らしき哉、人生」を観たい気がしてきています。

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