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「家族」を観て映画は歴史を写していると実感しました

2012.09.21 16:10|
(ストーリー) 
 
長崎の伊王島。貧しいこの島に生まれた民子と精一が結婚して10年の歳月が流れていた。小さな島で家族5人を養っていくことに限界を感じた精一は、自分の会社が潰れたのを機に、友人が勧めてくれた北海道の開拓村への移住を決心するのだった。

「家族」は、長崎の伊王島から北海道へ行くまでの鉄道ロードムービーだと予告編で知り、前から観たい映画でした。伊王島は長崎湾内に実際にある島ですが、2年前に伊王島大橋が出来てから、市内から車で30分前後で行けるようになっています。『やすらぎ伊王島』という温泉施設ができ、現在はリゾート地に変貌を遂げています。映画はおよそ40年前の伊王島をスタート地点として撮られていました。

 
私が鹿児島から長崎へ来た頃の話です。長崎駅も始めて降り立った頃の三角屋根の姿で映っていたのに感激してしまいました。高度経済成長期の日本を背景に、貧しい一家が開拓村へ移り住むため長崎から遙か北海道へ向かう長い旅の道のりを描いた異色ロードムービーでした。船や電車を乗り継いで行くその道中で、様々なトラブルや不幸に見舞われながらも家族の絆を拠り所に力強く生きていく姿が胸に響きます。
監督は山田洋次。倍賞千恵子が初めていいなぁと思えたのは、彼女がとても若くて山田監督の色に染められていないと思えたからです。精一を演じる井川比佐志も素晴らしかった。亡き義父は面差しが笠智衆に似ていたので何度も涙してしまいました。
日本列島を遡上するように撮ってあり、40年前の日本がありありと分かります。公害を撒き散らしながらイケイケで高度成長を遂げていったジャパンが、淡々と見事に描かれていました。あの頃、今の世相を誰が予測できたでしょうか。秀作だと思います。
 

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