きつつきと雨

2012.09.04 15:44|
次男君に勧められてBDをレンタルしました。今まで、役所広司はうまいけれど、脂ぎって男っぽくて精悍でぎらぎらした特殊な役が多い人というイメージがありました。「シャル・ウイ・ダンス」(これは良かった)の他、何作か観てますが最近は敬遠気味。息子が良いと言うなら話の種にでもなればと軽い気持ちで観ましたが、彼の演じる主人公・克彦が作らないユーモアと素朴さで私を引っ張っていきました。
「きつつき」は無骨な木こりの克彦で、雨は小栗旬演じる気の弱い映画監督、幸一という意味あいでしょうか。
妻に先立たれ、今は息子の浩一(高良健吾)と2人暮らし。定職に就かずにふらふらしている浩一と同名の幸一。2人に温かい父性愛を注ぐ克彦にヒューマニズムを感じます。ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく。そして、そんな2人の交流が村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していきます。
仕事で行き詰っている若者もこの映画を観たら明日からがんばろうという気にさせてくれるのは間違いなしです。
また、最近、地域と一体になった映画作りが盛んに行われているのはこういうことだったのかと~。デジタル化が進んでいく中で、映画作りにはアナログ的要素を含んだ作業が、まだまだたくさん残されていると気づかされます。
最近、おじさんの魅力を素直に認められるようになってきたのは何故だろう・・・。
 
良い映画を紹介してくれた息子に感謝して!

 
ある日、ゾンビ映画の撮影隊が山村に現れた。その撮影隊は、我が物顔で村人を巻き込み強烈な非難を浴びていた。きこりの克彦も最初は、無理矢理撮影を手伝わされたのだが、次第に映画作りの面白さに目覚めてしまう。一方、現場をまとめきれない新人監督、幸一は現場から逃げ出したが、スタッフに駅で捕まってしまう。そんな中、同じように脱出したスタッフの代わりで、克彦は撮影に正式に加わることになるが――。

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