熊谷達也著 「BYE-BYE FOGGY DAY」

2012.06.02 14:34|

 
東日本大震災から数年も経たない秋、第9条をめぐり憲法改正の国民投票が実施されるという。しかも投票権は年齢18歳以上すべての男女に与えられるという設定はなかなかユニーク。函館H高校女子生徒会長で自称政治オタの杉本岬は、全国の高校生による模擬国民投票に向けて動き出す。執行部で語られ、高校生の彼らが論議する展開はとても分かりやすく、政治を後回しにしたい私にはテキストとして手ごろ。メディアに取り上げられ有名人になった岬だが、掲示板サイトに彼女を批判する書き込みがされ苦境に陥る。岬の同級生の田中亮輔は地元パンクバンドのギタリストだが、憎からず思っている岬を助けたいと願いながらもなすすべがない。国民投票の結果は?そして、二人の恋と未来はどうなるのか?
タイトルはもやもやした日々をぶっ壊すという意味あいだろう。
聡明で冷静な女の子に対し草食系男子のコンビは面白く現代的だが、果たして本当にアリなのだろうか?若い世代に訊ねてみたい。

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