遠い空の向こうに

2012.04.05 15:57|
今さら私がレビューを書くまでもない素晴らしい映画だった。あれこれ感想を書くよりも主人公が父親に言った言葉を書きとめておこう。
「僕達、見解が一致しない事柄がある。
 いや、ことごとく全ての事で一致しない。
 でも、僕もひとかどの人物になれるはずだ。
 オヤジと異なるからじゃない、同じだからだ。
 同じくらい、分からず屋で強情だ。
 同じくらい、良い人間になりたい。
 確かにブラウン博士は偉大だが、ヒーローじゃない」
 
再見だったけれど、初見よりずっとずっと見応えを感じた。

最近の親は物分かりが良すぎるぐらい子供に甘くはないか。私が小さい頃両親は頑固で分からず屋で立ちはだかる壁だった。そこから逃れたくて、一日も早く大人になり家を出ることを夢見ていた気がする。今思えば、育った時代が異なるのだから価値観が違って当たり前なのだ。ぶつかって当然なのに、理解したふりをしているのか争うことを避けようとしているのか、
すんなり分かり合う親子関係の多いこと。意見が衝突しあれこれケンカを繰り返すうちに自分の気持ちや周囲が見えてくるものだろう。居心地の良さにいつまでたっても独り立ちできないこともある。
中学校の教科書にも載るほどだから、良きアメリカの理想的な家庭を描いてあるのだろうが、父親と同様、専業主婦である母親も素晴らしかった。落盤事故が起き夫の生存がはっきりしないのに家でじっと推移を見守る冷静な強さ、自分の息子を信じている姿など、私にはとてもとても無理な話・・・。すでに子育てを終えた私は、あれほど子供を愛せたか自信はない。
ラリー先生だって生徒を思う気持ちが強い教師だった。
ホーマーは申し分のないおりこうさんな男の子だが、クエンティに興味がある私でした。6年後、ホーマー役のジェイク・ギレンホールが「ブロークバック・マウンテン」で同性愛の男性を演じ周囲の差別の中で葛藤する姿を見せます。背景にある山々も息を呑むほど美しくこの映画も良かった!
 
 

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