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ブログDEロードショーで「12人の怒れる男」を見れてハッピー

2011.12.07 09:37|
 
ひぇ~っまいった、まいった!さすがに映画史上語り継がれる名画でした。制作は1957年ー、今から60年足らず前に、現代にも通用する素晴らしい映画が創られていただなんて驚きます。さすがにシドニー・ルメットです。チョイスする時にモノクロについていけるかなどの不安を忘れ、冒頭からぐいぐい引き込まれました。観終った後、彼らのワイシャツの脇や首まわりに浮き出た黒い汗染みが、暑さを表すには、寧ろモノクロの方がいっそう効果的だったのでははないだろうかとさえ思った私。
 

裁判シーンから始まるのだろうとの予想を完全に裏切られ、裁判が終ったシーンから入ったのが意外で新鮮でした。裁判を傍聴していなくても、12人の陪審員達が協議する中で事件のあらましが浮き彫りになってきます。それは、まるで読書しているような感覚で、無能な弁護士や、複数の証人らの人となりまでがしだいに立ち上がってきました。原作を読んでいないので分かりませんが、心憎い演出だと感嘆しました。もし、裁判シーンで証人たちを実際に見るような撮り方だったら、私は見過ごしてしまったかもしれません。
それに比べ音楽には多少がっかり。映画の内容が現代にもそのまま通用するほどだっただけに、のんびりとしたバック音楽には違和感を感じざるをえませんでした。でも、音楽も時代を充分に表すものでしょう。時代がかった音楽だからこそ当時を振り返ることもできそうです。
大震災などの大きな問題があり、最近は取り立たされなくなりましたが、日本は裁判員制度が取り入れられてまだ日が浅い。映画の頃、アメリカではすでに陪審員制度があり、やはり問題提起されることがあったのだろうと伺えます。裁判員制度が導入される初年度、あれこれ論議を呼び、私も及び腰の意見でした。裁判員の責任は重く、決定によっては自分の人生にも影を落しそうなので避けて通りたいのが本音です。しかし、この映画を観れば安易に「NO」とは言えなくなってしまいます。
あらゆる視点から考慮しなければいけないのは必然かもしれません。
何故陪審員が12人という数になったのか私なりに考えてみました。独断と偏見ですが、キリストに随伴した12使徒からではないだろうか・・・。使徒はごく普通の人たちでした。12人の中には、漁師もいれば、取税人、そして革命家もいました。陪審員がさまざまな生育歴と職業を持った人がいたように12人も揃えば色んな考え方を持つ人らが選ばれて来るのでしょう。そこで協議された結果が正しい判決かどうかはともかく、導き出されるということでしょうか。ちなみに12人中、私が好感を持ったのは9号マカードルさんでした。弁舌爽やかに正論を並べる人より、素敵に年齢を重ねられたと思える誠実で愛嬌のある人柄に惹かれます。
 
本編はベルリン映画祭、金熊賞を受賞していますが、主演のヘンリー・フォンダは製作も勤め、配役もルメットとともに決めたと云うぐらいの熱の入れようです。
ルメット監督の他作品ではセルピコ、狼たちの午後、旅立ちの時印象に残っています。
 
今回もこの作品に出逢えたのは「ブログdeロードショー」のおかげでした選ばれなかったら、この名作を見逃してしまったかもしれません。映画ファンとしてはとても残念なことでした。
機会を与えてくださった方々に感謝いたします!
 

お断り    「しずくの水瓶」のしずくは「青山雨読ときどき映画」のbambooと同一人物です。今後ともよろしくお願いしま~す(^^♪
 

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