ジョウビタキの初鳴

2011.10.25 14:41|
昼下がり、のどかな午後に本を読んでいると、ひっ、ひっ、ひっと外から鳴声が聞こえてきた。そうかジョウビタキが渡って来たんだ!やたら暑いので気づかなかったけれど秋はかなり進んでいるらしい。ここ2,3週間気持ちがいらついている。決まって、誕生日前になると気持ちが塞ぎこむのはどうしてだろうと思っていたけれど、昨年アチさんに教えてもらった。誕生日前はバイオリズムが最低になるらしい。上がるのが当然じゃないかと考えたが思い直した。誕生後にバイオリズムが上がる方が生存するためにも理に適っているのかも。
 
そう思えるぐらいじょうびたきの鳴き声が心地よく耳に入ってくる。
きっと、この世に生を受けて一週間ばかりの白い産着にくるまれた嬰児(みどりご)の私にも聴こえていたのかも・・・。
木の葉が舞う音、樹がこすれあってささやくような声、オレンジ色の羽をやわらかな秋の陽射しに輝かせて鳴いているジョウビタキの単調な鳴き声。
 
最初、地上の音を聴いた私はいったいどう感じたのだろうか。
今日聴こえているこの音は、きっと記憶のどこかに刻まれているはず。
 
そんなふうに想像していたら
あやしている若い母の顔や、
菊を育てていた亡き父が、風がそよぐ度に揺れる風船を目で追いかけ、きゃきゃっと声をたてて笑う私のために、菊のそれぞれに名前を付け風船を結わえたと話してくれたのがふっと浮かんだ酒飲みのどうしようもない父だった。繊細だっただけに飲まずにはいられなかったのだろう。
 
 

キッコウハグマ
 
 

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