ブログdeロードショー 「オール・アバウト・マイ マザー」を観る

2011.09.30 10:47|

随分前の初見では息子が交通事故死する場面で、辛さに耐えられず観るのをやめてしまっていたが今回は何とか踏みとどまって観終える事ができて嬉しい。
 
以前から「女は弱し、されど母親は強し」と、ひとくくりにしてしまうのは危険だと思っていた。母性信仰も好きではない。現に、私は2人の息子を持つ母親だが筋金入りの弱っちー。残念なことに、ロサの母親が赤ん坊がエイズ感染していることを怖れているのを、非難する事は決してできない・・・。
「マヌエラよどうしてあなたはそんなにも強いのか!」
こういった映画を観るたびにいつも圧倒され、自分の弱さを恥じ入りたくなるのだが、少し謎が解けた気がする。マヌエラは平等に優しいのだ。妊娠しエイズ感染したロサと同居して面倒を見たり、ウマの付き人になり親身になって彼女の娘の面倒を見たり、ゲイであるアグラードの良さを充分に理解できる女性なのだ。
そしてかつて夫であった彼をも(彼女になった)許している。
マヌエラとロサは同じ男の子を産むことになるのだが、彼の弱さを受け入れた結果だろう・・・。最後まで、私はどうしてもこの夫だけは好きになれなかった。彼女らの優しさにつけ入った男だから!
映画の中で、男性が女性に憧れて転換していくのは、たぶん美しさだけでなくヒューマンな優しさに惹かれてのことだろう。しかし、あまりに要求されすぎるとプレッシャーにつぶされてしまう女もいることをお忘れなく!
 

同監督の「ボルベール」は好きなオススメの映画。
 
1999年 スペイン映画 ベドロ・アルモドバル監督
 
 

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