制服の処女

2015.12.17 13:53|映画
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製作国 フランス/ドイツ
初公開年月 1933/02/

全寮制の女学校が舞台。14歳の少女マヌエラは幼いとき母を亡くし、軍人の父の手ひとつで育てられた。担任のベルンブルグ先生は威厳をもって接しながらも、慈愛に満ちた目で生徒たちをみつめていた。同室の少女たちも快く彼女を迎える。月夜の晩、マヌエラは仲間の一人にせがまれ、亡き母の想い出を語って涙する。そこへ注意に訪れたベルンブルク先生も同情して身の上を聞き、マヌエラを暖かく励ます。先生のおやすみのキスは皆の憧れだ。しばらくして、彼女の破れた下着を見かねた先生は自分のを一枚そっと手渡した。マヌエラは喜びに舞い上がる。学芸会で、マヌエラはシルラーの戯曲“ドン・カルロス”の主役を演じ、男装のマヌエラの熱演は皆を熱狂させた。その晩の食事に生徒たちにもワインが振舞われ、感激の美酒に酔ったマヌエラは周囲を仰天させる告白をした。「ベルンブルク先生を愛しています、私、幸福よ・・・」と。そして失神した彼女はその後先生と逢うことを禁じられた。絶望に立ち入り厳禁の階段を往くマヌエラ。手すりを乗り越えて・・・




昨夜観始めたのですが、途中で止め今日また観るのが待ちきれないぐらいに鷲掴みされました。小学高学年で読み何十年も経つというのに同じように感銘したことにも驚きます。
借りる時に偶然出会った知人に凄いタイトルのDVDを借りるんだと笑われました。”処女”って言葉は誤解されそう。確か私が小学校時に借りた本には「おとめ」と振り仮名が振ってあったような?乙女も今や死語かもしれないけれど、今だったら少しエキセントリックな女子学生ですむはず。女子学生の寮生活や日常が描かれていて共感を持てるシーンが結構ありました。胸を膨らましてボタンをはじけさせる特技を持つ女の子、厳格な院長先生のしぐさや声色を真似したり、学校を訪問した女王陛下に直訴すると云いながら言い出せずに皆から口だけだねと言い返されたり・・・。微笑ましく笑えるシーンも織り交ぜてあり女子だけの学園生活を彷彿させます。
同性映画と当時は騒がれたようですが、14歳の少女マヌエラがベルンブルグ先生に抱いた感情は、思春期特有の繊細な女の子にありがちな淡い恋慕のようなものだったと思えてなりません。特に彼女は母を幼い時に亡くしているのですからね。
マヌエラを演じた女優さんがとても良かったなぁ~。ベルンブルク先生が生徒たちの悪い点は厳しく戒めながら、凛とした態度で校長に臨む姿は見習うべきものがあります。
この映画が作られた頃にドイツではナチス党が第1党になり、1933年にはヒットラーが政権を握るようになって来る時代背景を考えると、単なる学園物ではないことも伝わって来ます。

1933年作なのにちっとも古臭さを感じない素晴らしい映画でした。そして何十年も前の私も褒めてあげたいなぁ~。

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