若冲

2016.04.29 11:56|
若冲


今年、生誕300年を迎え、益々注目される画人・伊藤若冲。緻密すぎる構図や大胆な題材、新たな手法で周囲を圧倒した天才は、いったい何ゆえにあれほど鮮麗で、奇抜な構図の作品を世に送り出したのか?

澤田瞳子著の「若冲」に耽読したのは2か月ぐらい前になるだろうか?コミックの「百日紅」を読んで以来、江戸時代の絵師に魅かれ”追っかけ”をしています。澤田瞳子さんは「狐鷹の天」でおなじみの作家さんです。狩野派とか全然嫌いなタッチの日本画でしたが、何故そんな風に描かれたのかを知れば知るほど、知識がなかったためとわかり、偏見で嫌ってた自分が恥かしくなりました。

実在する絵師なども登場し、どこまでが史実でフィクションなのか分からないのですが、実際に彼が描いた絵をみたいと思っていたら、タイムリーなテレビ番組がありました。

色彩への強いこだわりで用いた絵の具。その中でプルシアンブルーを使用したという説明。この色はプロイセンで造られた最初の人工顔料だったそうで、江戸の中期、長崎の出島に1キロしか輸入されなかったらしい。この稀少な人工顔料を、日本で最初に使用した画家が若冲だったとか。
次に感銘したのは『病葉』をも繊細緻密に描いていたこと。咲き誇る花々だけでなく、私だったら忌み嫌う立ち枯れた蓮や、虫に食われた汚い葉にも眼差しを向けてあった。

モネマネが光と影を描き出した印象派の頃より、若冲が1世紀も前に独学で到達していたことも驚きでした。





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