君の名は。

2016.12.08 15:20|映画

君の名は


飛ぶ鳥を落とす勢いで話題をさらっている本作です。新海さんの映画は過去に2本観ています。(「言の葉の庭」「雲の向こう約束の場所」の感想は←)

DVDレンタルしようと思っていましたが、夫の観たいという強い要望とこれだけ今の日本人を感動させる物を確かめたいという理由で誘いに乗りました。

観終わり、えらく感動してポスターまで購入する夫に少々遠慮してツッコミは敢えて抑え気味に、「思ったほど悪くはない映画だったね」と一言。

一応、冒頭から掴みは良く飽きずに最後まで楽しませてもらえました。ラストのもたもた感は感じたけど。

さすがに影像は繊細で美しく、初めて聴いたRADWIMPSの音楽もばっちり。(大好きなBUMP OF CHICKENに似た声質!)

だけどさほど心に響いてこない・・・。決してアニメだからではない。「時をかける少女」や「サマーウォーズ」などの、使い古された色々な種を素にしてつなぎ合わせてできている感が拭えなかった。震撼させた東日本大震災、絆のような”組み紐”は赤い糸伝説を連想させる、彗星の衝突、都会と過疎に瀕する田舎で暮らす若者たちの現状。もし、あの時にタイムスリップできたら救えた人々がいたはずだという願いを、本作に叶えてもらったのではないだろうか。それが観客の心をぎゅっと掴んだのかもしれない・・・。

ありとあらゆる要素が、老若男女に受け入れられる仕掛けがたくさん散りばめられていたと思う。

先日ラジオで新海監督が国文学専攻だったと知り、なるほど「言の葉の庭」や本作でも古典の授業の描写があったのかと肯けました。(古典の先生は雪乃先生とだぶりました・・・)

ティアマト彗星落下前日に三つ葉が瀧に会おうと上京した時、どうして瀧は気づかなかったのかと???

その疑問が、時系列が整理してあり二人の入れ替わりには三年間のラグがあるというレビューを読んで参考になりました。


and一晩寝て思い出した感想。

3つの作品を通して、未成年である主人公の子らの両親はすべて登場していない。

母親が亡くなった後父親も家を出て、三つ葉は妹と一緒に祖母の元で暮らしている。瀧は兄と2人暮らし。(兄ではなく父だったらしい。それぐらいに私にとっては父親然としてうつらなかった)彼らを取り巻く友人らとの関係は良好だが、三つ葉の父親とは微妙。

監督は現在(いま)の家族関係が機能していないと暗に臭わせているのだろうか?


平成の人心攫う「君の名は。」句点を題に添えて再来


コメント

Re: No title

> 爆笑!この作品、観た印象では男受けのする映画かなと思っています。
> いろいろなコメント、記事を見ても女性の方が醒めてる率が高い気がしています。
> 男子の方が、より単純なロマンチストなんでしょう。(笑)

そうかもしれませんね。
今までの「ブログdeロードショー」でお題になった過去の例でも
同様だったような?

> 音楽もばっちり
> ここは正反対で、この作品唯一の違和感を感じました。
> 僕の好みの問題ですけど。

テレビで宣伝されている時はやかましく感じましたが、映画の中で聴いていると
マッチしていました。
たぶん、声質がファンであるバンプに似ていたからでしょう。

> 色々な種を素にしてつなぎ合わせた
> この部分は、僕がアニメに疎いのが幸いしたかも。

たぶん大方の中年以降観客はそうだろうと思います。

> 「言の葉の庭」といい、この作品といい古語をキーワードに使うのは何でかなと思ってたのですが、漸く納得出来ました。(汗

「言の葉の庭」を鑑賞し何となく予測できました・・・。

> この作品が今年2位かなと思ってたのですが、先日観たインド映画「PK」(「きっと、うまくいく」コンビの新作)が、これの上へ行き更に「この世界の片隅に」がその間に割って入るという嬉しい驚き。

2作とも観たい映画にあげています。実はアニメだったら「この世界の片隅に」をまず観る予定だったのです。
本作を夫に誘われない限り映画館で観るつもりがなかったので、ある意味では良かったです!

兄との同居ではなく父親とだったのでは?と夫からアップ後に言われました。
やはりそうだったのですね!
ご指摘ありがとうございました。


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No title

 しずくさん、こんばんは
 コメントありがとうございました

ツッコミは敢えて抑え気味に
〉爆笑!この作品、観た印象では男受けのする映画かなと思っています。
いろいろなコメント、記事を見ても女性の方が醒めてる率が高い気がしています。
男子の方が、より単純なロマンチストなんでしょう。(笑)

音楽もばっちり
〉ここは正反対で、この作品唯一の違和感を感じました。
僕の好みの問題ですけど。

色々な種を素にしてつなぎ合わせた
〉この部分は、僕がアニメに疎いのが幸いしたかも。

国文学専攻
〉「言の葉の庭」といい、この作品といい古語をキーワードに使うのは何でかなと思ってたのですが、漸く納得出来ました。(汗)

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この作品が今年2位かなと思ってたのですが、先日観たインド映画「PK」(「きっと、うまくいく」コンビの新作)が、これの上へ行き更に「この世界の片隅に」がその間に割って入るという嬉しい驚き。
何か今年は、「もう打ち止めでいいや」と云う感じです。(笑)
大傑作には出会えなかったけど、個人的にレベルの高い作品に多く出会えた年でした。
上記2作、特に「この世界の片隅に」はお薦めです。
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