アフリカの女王

2017.06.15 14:11|映画

アフリカの女王


監督: ジョン・ヒューストン(John Huston)
出演: ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)、キャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)
米国アカデミー賞: 主演男優賞(ハンフリー・ボガート)

1951年 アメリカ・イギリス合作?


ローズが魅力的に描かれ楽しめるエンタメ作品だったと思います。原作は1935年ごろに上梓されているのに、ローズは現代にも引けを取らない女子力を発揮。時代には関係ないのかもしれませんねぇ~。タイトルだけの時は、アフリカの女王=ローズと勝手に想像しましたが、意外にもオンボロ舟の愛称でした。

アフリカ大陸が19世紀後半から西洋列強の植民地の狩場だったのに今更ながら唖然とさせられます。その頃の世界史を俄拵えで薄おさらいしました(汗)。

ローズが兄と布教していた宗教がメソジスト派というのに少し親近感を覚えました。最初にメソジスト派を知ったのは小説”赤毛のアン”でした。ウィキペディアによると、日課を区切った規則正しい生活方法(メソッド)を推奨したのが特徴的で、メソジストという名称は「メソッド」を重んじることから「几帳面屋」(メソジスト)とあだ名されたことに始まったらしい。そこにローズの人柄を見たような気がします。(アンの養い親であるマリラに似ているようでもあった。そう云えば彼らも兄と妹でしたね)

チャーリーから第1次世界大戦が勃発したのを聞かされたローズ。安全地帯に逃げ、川下の湖に浮かぶドイツ帝国砲艦ルイザ号を手製の魚雷で撃沈することを提案するほどの女性です。何も知らない無鉄砲さに半ばあきれながらも、勝ち気で前向きなローズに魅かれていったチャーリ―。狭い船上での男と女ー、恋に陥らずに難局を乗り越えられるはずがない(笑)。チャーリーの経験に裏打ちされた技術力や体力がなければ脱出はおろか魚雷もできなかったのは当然でしょう。ちょっと粗野でローズに振り回されつつ次第に意識するようになり好きになっていく。日常だったら出会えないまま不釣り合いのカップルだったかもしれない・・・。一見男が舵取り引っ張っていっているようで内実はそうでもないというのは珍しくはありません。

ラストで船上結婚式を挙げるのは時間稼ぎだろうと予想はしていたのですが、まさか”アフリカの女王”が土壇場でやってくれるとは!

同居している自然の美しさと厳しさが描写されているのに納得できました。迫力ある本物のライオンや猿、カバやワニの他に岸辺を彩る花々など雄大なアフリカ、いっぽう蚊と蛭に泣かされたり。

企画で兼題にならなければ手に取るのをためらってしまう旧い名作の数々。

ポールさんに機会を与えてもらい感謝致します。


コメント

反映させていただきます!

miriさんのレビューはこちらです↓

> http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-4885.html

ポールさんへ☆彡

> 律儀にボロ舟にユニオンジャックを掲げるところは、この時代までの戦争が「名誉に満ちた気高い行為」であったことを考えると、あの総力戦となった二次大戦への痛烈な皮肉かもしれません。

戦争を「名誉に満ちた気高い行為」と正当化するのは、桃太郎が鬼ヶ島の鬼をやっつけるのを『退治』とか『征伐』と表現するのと同レベルですよねえ。

> 今度はもっと画質がいいDVDを買おう……。

そうして下さいませ。
私は最寄りのレンタル店で50円で借りました!

律儀にボロ舟にユニオンジャックを掲げるところは、この時代までの戦争が「名誉に満ちた気高い行為」であったことを考えると、あの総力戦となった二次大戦への痛烈な皮肉かもしれません。

それは別にして、この映画ははらはらドキドキの冒険映画として面白かったです。今度はもっと画質がいいDVDを買おう……。

返信を有難うございます☆

>いやいや、miriさんはきちんと鑑賞すべき映画は観ていらっしゃると感心しております。

いえいえ、オンエアがあったから見ただけなんです~(笑)。
映画のタイトルは大昔から知ってはいましたが、機会がなく・・・。

>もし良かったら、miriさんからこちらへTBしてもらえたらと思っています。
>(以前、TBはしない方針だと読んだ記憶がありますが・・・)

5年くらい前から、トラックバックはしないことにして・・・
申し訳ありません。

今回の

記録の記事

http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-4720.html

私の告知記事

http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-4701.html

私の記事

http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-4885.html

こんな感じです。 よろしくお願いいたします。


.

Re: No title

アカデミー主演男優賞を取っているいるハンフリー・ボガートって、上の世代の映画好きさんらに
名前は聞くけど、偏見があってあまり観たくないのよね。
ストーリーが単純で昔のきれいごとにはついていけないのではないかって思い込みが強くて・・・。
でも、実際観てみると、実は私が勝手に思い込んでいただけだなんて反省させられる。

映画や小説でメソジスト派は結構でてきていて、今回はついに調べることに!
良かったです。



Re: しずくさん、こんにちは☆

> すごい・・・真面目!!!
> いや素晴らしいです、なかなかできませんよね~♪

それほどまで珍しいことではないような気もしますe-318
映画の時代背景を検証した上でより理解できそうな作品は、できるだけそうしようと心がけています。
観る楽しみの1つにもなっています!?

> おっしゃる通りですね!
> お紅茶ざましたものね~お~ほほほほ・・・。

アフリカ奥地、素敵なカップにお紅茶を注ぐ場面には驚きましたもの。

> やっぱりタイトルはここに深い意味があったんですね~!!!

はい、そうですね。

> つぎはぎのような作品でしたが、そのまさにドキュメント部分はすごかったですね☆ 今現在はもう少し変わっているかもしれませんし、良い記録ですね☆

たぶん変わっているでしょうね・・・。

クリント・イーストウッドが撮った映画も機会があれば観たいと思っています。

> 本当にそうですね・・・ありがたいことです。

いやいや、miriさんはきちんと鑑賞すべき映画は観ていらっしゃると感心しております。

> しずくさんの記事を、私の記録の記事(URL)にリンクさせていただきますね~!
> 日付が昨日になっていますが、それでよろしかったでしょうか?

はい、ありがとうございます。
もし良かったら、miriさんからこちらへTBしてもらえたらと思っています。
(以前、TBはしない方針だと読んだ記憶がありますが・・・)

No title

こんにちは!
タイトルについては、知らずに見れば誰しもあのオンボロ船の名前とは思いませんよね(笑)
あと、ヒロインと「赤毛のアン」のマリラたちが同じ宗派だったとは驚きです。言われてみれば、両者は似た雰囲気を醸していたかも。メソジスト派についても全然知らなかったので勉強になりました!

ふたりの距離が縮まっていくのが納得できる名作でしたね。

しずくさん、こんにちは☆

お忙しい中、映画を見て下さり、記事を有難うございます☆

>ローズが魅力的に描かれ楽しめるエンタメ作品だったと思います。原作は1935年ごろに上梓されているのに、ローズは現代にも引けを取らない女子力を発揮。

女子力!!!
まさに、それですね~(笑)。

>その頃の世界史を俄拵えで薄おさらいしました(汗)。

すごい・・・真面目!!!
いや素晴らしいです、なかなかできませんよね~♪

>日常だったら出会えないまま不釣り合いのカップルだったかもしれない・・・。一見男が舵取り引っ張っていっているようで内実はそうでもないというのは珍しくはありません。

おっしゃる通りですね!
お紅茶ざましたものね~お~ほほほほ・・・。

>ラストで船上結婚式を挙げるのは時間稼ぎだろうと予想はしていたのですが、まさか”アフリカの女王”が土壇場でやってくれるとは!

やっぱりタイトルはここに深い意味があったんですね~!!!

>同居している自然の美しさと厳しさが描写されているのに納得できました。迫力ある本物のライオンや猿、カバやワニの他に岸辺を彩る花々など雄大なアフリカ、いっぽう蚊と蛭に泣かされたり。

つぎはぎのような作品でしたが、そのまさにドキュメント部分はすごかったですね☆ 今現在はもう少し変わっているかもしれませんし、良い記録ですね☆

>企画で兼題にならなければ手に取るのをためらってしまう旧い名作の数々。
>ポールさんに機会を与えてもらい感謝致します。

本当にそうですね・・・ありがたいことです。
しずくさんの記事を、私の記録の記事(URL)にリンクさせていただきますね~!
日付が昨日になっていますが、それでよろしかったでしょうか?


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映画「アフリカの女王」観た

製作:アメリカ/イギリス’51 原題:THE AFRICAN QUEEN 監督:ジョン・ヒューストン 原作者:C・S・フォレスター ジャンル:★アドベンチャー/ロマンス【あらすじ】1914年、ドイツ占領下の東アフリカ。ドイツ人により村人が兵員として捕まり、宣教師であるローズの兄はそのショックで死んでしまう。彼女はいつも郵便を届けてくれるチャーリーとともに、彼の蒸気船”アフリカの女...
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