春や春から派生して 平安ミステリーは奥深い

2017.11.11 16:13|本と映画

春や春


俳句の価値を主張して国語教師と対立した茜は、友人の東子に顛末を話すうち、その悔しさを晴らすため、俳句甲子園出場を目指すことにした。ふたりのもとには、鋭い音感の持ち主の理香や、論理的な弁舌に長けた夏樹らの個性的な生徒が集う。少女たちのひたむきな情熱と、十七音で多彩な表現を創り出す俳句の魅力が満載な作品でした。

短歌をかじり俳句にも興味があるので面白く読めました。

更に嬉しかったことに、好きな荻上直子監督さんが俳句甲子園を舞台にして撮っていた。
『恋は五・七・五!』(こいはご・しち・ご)は、2005年3月25日に公開されてたらしい。

いつか機会があれば観たい!


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森谷明子さんは初めて読んだ作家さんですが、図書館司書を経て王朝ミステリーという分野で活躍なさっているんですね


無題


さて2作目の『白の祝宴』。本作は『紫式部日記』を基にした話で、彰子中宮・出産の時を待つ女房たちが白装束に着替えただけでなく部屋も白一色にするなどの描写がミステリアスです。すでに定子皇后との間に一の宮が居て、我が子・彰子に男子誕生を待ち政権に乗り出そうとする道長などの思いがめぐらされています。

「源氏物語は」原作を読みましたが、どうしても紫式部が好きになれずに途中で止めています。でも、ここまで源氏が語り継がれているにはそれなりのものがあるからでしょう・・・。人物相関図が欲しいと簡単に分かる本を探していたら、イラストレーターの小迎由美子さんの「紫式部日記」に当たりました。(監修は赤間恵都子さん


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『源氏物語』の作者・紫式部の日記を、マンガ化。将来が不安、人目を気にしてしまうなど、現代女性でも共感できる、式部(シキブ)が悩む人間関係や仕事、嫉妬などを綴りながら、『源氏物語』という生きがいを見つけていく過程が非常にわかり易く楽しく書かれていました。高校時代にこんな本が出版されていたらもっともっと愉しく古典を読めたはず。

登場する人々の抱えるものは現代人と変わらない。千年以上も前の人たちも今と変わらない喜怒哀楽を感じさせます



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