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アーシュラ・K・ル・グウィンを追悼して 「ゲド 戦いのはじまり-Earthsea」を観ました

2018.02.04 14:42|映画


2004年・アメリカ=カナダ
ル=グウィンの『ゲド戦記』シリーズを実写映画化。172分のTV映画。


多島世界アースシー。魔法が大いなる力を持つこの世界は、<平和の腕輪>と巫女たちの祈りの力によって平穏が守られてきたが、ある日その腕輪が割られてしまう。それを機にカルガド帝国は各地の侵略を開始する。一方、ゴンド島で鍛冶屋の息子として生まれたゲドは、魔法使いを志すものの、それを認めない父親に反目を抱いていた・・・魔法の力を見込まれ、魔法使いオジオンの弟子となる。

原作者のル・グウィンがジブリの「ゲド戦記」には不満だったらしいので敢えて本作を選びました


SFファンタジー作家と云えばまず挙げられるのがアーシュラ・K・ル・グウィンだろう。先月22日に逝去。代表作の『ゲド戦記』シリーズ1作目・『影との戦い』が1968年に出版されている。

魔法学校ローク学院に入学し魔法の修行をする設定などは本家ここに有りといった感じ。ハリポタシリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」にも多大な影響を与えているのが一目瞭然。テクノロジーが進化した現在の映画にも見劣りしていないと思う。

ゲドが怯え逃げ惑っていたのが、実はもう一人の自分・つまり自らの影だったと気づき、その影を自身に取り込んで支配し、己を取りもどすストーリー展開に、そうか!と肯き、高揚したのは昨日のことのようだ。闘病で気持ちが落ち込み迷路に彷徨っていた頃だったので、戦うべき相手は病魔ではなく、再発に怯えている自身だと気づかせてもらった。人には明かされていない本当の名前があるという設定の小説も、この頃よく見かけた。

映像化されると本で読むよりもわかり易く想像の域が広がる。(ただし原作に忠実だったら)

ダニー・グローヴァーのオジオン、テナー役が黒髪の持ち主で神秘性を醸し出していたのも適役でした。  

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