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秋の音楽映画祭 石川セリ 「遠い海の記憶」を聴いて「つぶやき岩の秘密」を観る

2014.10.18 15:30|
 
旧いので途中音声が途切れますがゆったりして観て頂ければ最後まで大丈夫ですよ
 
 
♪ いつか思い出すだろう、大人になった時に~♬
 
ラジオから流れてきた懐かしい石川セリの気だるい声。あるリスナーがNHK少年ドラマシリーズで観た「つぶやき岩の秘密」の主題歌をリクエストした。それが石川セリの歌う「遠い海の記憶」で、デビュー曲「八月の濡れた砂」の2作目と紹介された。
このシリーズで「タイムトラベラー」が好きだったのに、何故私は知らないの?そのはずだ、1973年といえば、すでに大学時代で以降10年間はテレビなしの生活を送っていたのだった!。原作は山岳小説家の新田次郎だった。彼は子供向けにも書いていたと知って、早速図書館に検索をかけた。原作もDVDも所蔵してあるということですぐバスに飛び乗りました。
 
三浦半島の海岸近くに住む少年・紫郎は2歳の時、海の事故で両親を亡くし、祖母に育てられていた。紫郎は『あそこに行って岩に耳をつけると、お母さんの泣き声が聞こえる』と言う。紫郎は学校が終わると必ず海へ行き、船で洞穴へ入るのだった。そんなある日、紫郎は人が登れそうもない断崖の上に不気味な老人の姿を見た。そして“亡者が出ると死者が出るという祖父の予言どおり、翌朝海に死人があがった。紫郎はある殺人事件をきっかけに旧日本軍の地下要塞に興味を持つようになり、紫郎にも身の危険がせまる。軍隊、欲望、殺人と、少年とは無縁だったものが、少年の周囲に繰り広げられ、やがて少年の心そのものだった海が欲望の海へと変わってゆく
 
脚本は恋愛ものでブレイクした鎌田敏夫。この頃から仕事をしていたなんて知らなかったよ。
 
とても40年前の子供向けの作品とは思えないほどでストーリーが丁寧でぐいぐい引っ張られてしまう。主人公の紫郎は小学6年生の設定にしては大人っぽいが、最後に彼が出した結論は少年らしい爽やかさが残るラストだった。彼は誰にも告げず一人で船を漕ぎだしその場所へ向かう。
ドラマで何度も流れ聴いた石川セリの「遠い海の記憶」とぴったり重なっていた。
紫郎を育てた祖父母、担任になる若い女教師とその弟、そして白髭さん。
戦争時代の地下壕まで発展してラストが読めず、わくわくしながら最終回まで一気にひっぱっていった本作。
あの頃観ていたらもっと怖くてスリリングだったに違いない!
でも観終えた昨夜は感動で目が冴えてしまいなかなか寝付かれなかったほど。
 

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