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オイアウエ漂流記

2014.09.10 11:53|

 
南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶対絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲ったサバイバル小説の大傑作。
 
やっぱり好きだな荻原ワールド。彼の紡ぎだす主人公はヒーローではなくいつも等身大。登場人物が中年男と女、戦争にいった老人とその孫の小学生と幅広い。彼らは歯に衣を着せずに言い合いぶつかるが、それは勧善懲悪でなくそれぞれに言い分を与えてあり現実に沿っている。そのさじ加減が自身に重なりのめり込んでしまう。波長があうのは同世代だからという分けでもないだろう。
目下最新作の『二千七百の夏と冬』を読んでいます。

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