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「エクソシスト」は単なるホラーではなかった

2014.08.15 11:42|

 
少女の物凄い形相、首が180度回転したりベッドが高く浮いたりするシーンが広く喧伝され、単なるホラー映画と今までずっと思い続けていました。一度たりとも観ようという気すら起きなかったのが、おとといBGMでつけていたFMラジオ番組が「夏の肝だめし映画音楽特集」というのをやっていて「あれっ、ブログでロードショーと同じ企画をやっているんだ」と、ついつい聴いてしまいました。リスナーから「エクソシストが若い頃流行っていたが全然興味がなかった。ところが小説でエクソシストを読み、DVDで鑑賞してまったく思い描いていたのと違った作品でした」と投稿され、テーマ曲がリクエストされたのです。ラジオから流れてきた曲は例の後ろから怖いものが忍び寄って来ると思わせる「チューブラ・ベルズ」ではなく、静かなテーマ曲でした。
ということで、一時はあきらめていたブログでの肝だめしに挑戦するべく「エクソシスト」を選びました。
 
冒頭から肩透かしに あったように広大な砂漠の発掘現場。古生物学者でもあるメリン神父(後にはリーガンに取りついた悪魔払いを任される)が古代遺跡の中から悪魔パズズの偶像を発見する。
次には晩秋の街を急ぎ足で知的なクリス(リーガンの母親)が歩いている。ここで「チューブラ・ベルズ」の曲が流れ初めるとおどろおどろしさとは裏腹に懐かしさが先に立ったのにはびっくり。一陣の風が吹き枯葉が螺旋を描いてゆくのは本当にホラーなのと思わせるほど情緒があるシーン。(完全に偏見してるよね、私)。
前半部に描かれていたカラス神父の呵責。カラス神父は精神医でありながら神父でもあるが、年老いた母を孤独死させてしまったために信仰に対して懐疑的になり煩悶しているのが痛々しい。
女優でもあるクリスの母親の苦悶。娘の行状が日増しにひどくなっていくことに無神論者であり女優として活躍中のクリスは娘を医者に診せても依然として原因不明ー、病院のシーンはいちばんコワかった。映画館ではこのシーンが始まると帰ってしまう客が続出したそうだ。
母親だったらどんなにか辛かったはず。科学的な医学でどうすることもできないと医者サイドから匙を投げられ「宗教は?」と言われたらいったいどうしろというの!
悪魔と2人の神父との闘う後半部が取り沙汰されて、伏線となる前半部が想像できなかったので勿体ないことをしたと思う。オカルトとかホラーとかといったカテゴリーにくくられない重厚な作品に仕上がっていたのは前半部があればこそ。悪魔との対峙はそうそう経験しなくても、人の一生の中で避けられない不幸な出来事こそ、私にとって立ち向かわなければならないホラーがずしんと響く。
リスナーや私の様な見逃した人がたくさんいただろう・・・。
話題になった作品は、その時でなくてもいいから必ず自分の目で観て確かめるべし!
今回もそう思わされました。
 
追記 
ローマカトリック教会では、現在でも悪魔祓いの儀式を本当に行っているそうだが、果たして事実なんだろうか?!
悪魔憑き症状の多くは、精神医学的には「解離性障害」などと診断されるそうです。うしろに誰かいるって本当に思い込んだり、霊に乗り移られているって感じたりして深刻に悩む症状。
 
人って本当に不可解ー、だからこそ面白いのかも!?
 

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