髪結いの亭主

2014.08.01 16:38|

子供の頃から女の理容師と結婚したいという願望を抱き続けて来たアントワーヌは、中年にさしかかった頃、ようやくその夢を実現する。妻のマチルドは、優しくて綺麗で、アントワーヌは念願の妻を娶った事に満足し、十分に幸せな日々を送っていた。そして10年、この愛は何事もなく平穏に過ぎてゆくが……。
 
昔から、日本でも髪結いか薬師の女性を妻にした男は左団扇で暮らせる言われがあるが万国共通らしい。
数々の疑問を残した『迷作』でした。
男性代表としてアントワーヌの心裡は性=生のだろうかとまず浮かんできた。そちらは分からないのでマチルダに焦点を当てて思いつくままに~。
 
マチルダは若さゆえの傲慢な死?
失恋で自死するのが通常なのに幸せの絶頂で生涯を閉じた彼女は、果たして最高の幸せな死を選び取ったのだろうか。結婚する時「愛したふりをしないで」とアントワーヌに約束させたが、それは長い人生を共にするのだから難題だろう。
師が暮らす老人ホームのシーンは切なさがこみあげてくる。死に対する畏れは誰もが持っていて若い時分は自分とは関係ない話とスルーできるのに、マチルダは人生の悲哀を早々に知ってしまった・・・。老いるのはマイナスだけではなかろうと信じたい私が居る。
アントワーヌが幼いころに行きつけだった美容師も亡くなっていたようだったが、彼女も不幸な死だったのだろうか・・・。
幼い頃を演じたアントワーヌの涼しげな目とうっとりしている表情はなかなかチャーミングだった。
こうだったらという願望の映画だったのかも!?
 

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