ブログdeロードショー ファンタジー作品「テラビシアにかける橋」

2014.02.19 17:14|
 

2007年/米

監督 ガボア・クスポ
学校でいじめられっ子のジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)。ある日、彼のクラスに風変わりな転校生・レスリー(アナソフィア・ロブ)がやってくる。出会ってすぐに親友になった2人は、森の中に“テラビシア”という空想の2人だけの秘密の国を創り上げる。現実の世界では集団生活にうまく溶け込めない2人だったが、テラビシアでは王と女王となって国を取り仕切ることができるのだ。初めて心を許せる友達に出会った2人。しかしそんな楽しい日々は長くは続かなかった…。

きっとジェスは今頃有名な画家かイラストレーターになっているにちがいない。
意外な展開を迎え涙を伴うラストとなった悲しいファンタジー作品だった。VFXによる森を舞台とするファンタジーワールドは、彼らと年齢はかけ離れても、私自身も似たような感覚で山に登っているので充分楽しませてもらった。大好きな「ナルニア国」を髣髴とさせ、同じく紫の花が好きな妹もおしゃまで愛くるしく忘れられない。
今回はファンタジーを観るということで本作を録画したのは、原作者がキャサリン・パターソンと知ったからだ。あれほど好きな作家だったのにすっかり忘れてしまっていた・・・彼女は子供向けだけでなく大人にも充分読ませるヤングアダルト作品を編み出し、これまで年端もいかない主人公たちに、幾度勇気をもらい励まされてきたことか。生計を立てていかねばならない父親の言動に現実を描く一方で、ジェフをかき抱き息子を思うシーンも良かった。ジェフをとり囲む両親や家族、教師たちは暖炉のようにあったかかったね。
寒空に塞ぎこんでいた今日、久しぶりに昔なじみの少年少女たちに出会えたような気がします。 
 
レスリーへの追悼 
宵乃さんの描いたレスリーは眉が凛々しくて彼女が巧く表現されていると思いました。

 
思いがけないレスリーの事故に涙ぽろぽろで、悲しみを封印するために、彼女のことには敢えて触れませんでした。でも宵乃さんが描いたイラストを見て悲しみが和らぎました。
原作者のパターソンは、児童文学に、現実をベールで覆わず容赦なく死や悲しみを突きつけていく作家なのです。ここまでやるかと抗う気持ちもないことはないのですが、世の中は理不尽を避けて通ることはあり得ないのですものね。
ジェスは長く自分が家族に理解されていないと思い込んでいた。でも、レスリーから想像の世界を共有できる友人が居るという贈り物をもらい、事故後家族の温かさに気付けるようになりました。
レスリーと最近読んだ横道世之介がだぶってきています。
命のバトンー
彼らからもらったプレゼントをバトンタッチされ、生き残った者は自分の番を生きていかなければいけません。それが彼らを忘れないということ!
 

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