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阪急電車

2013.11.25 15:40|

 
2011年製作
 
始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台にした群像ドラマ。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく。婚約中の恋人を後輩に奪われたOL翔子(中谷美紀)は、白いドレスを着て結婚式に出席するが途中で退出し引き出物を抱えたまま電車に乗り込む。
 
恋人を後輩に寝とられたOL役の翔子を演じる中谷美紀、宮本信子演じる時江に通じる凛としたかっこ良さにほれぼれさせられました
髪にはティアラを付けて純白のサテンドレス姿が車内で好奇の視線を集めていた翔子に、時江(宮本信子)は声をかけます。純白のドレスに引き出物という、チグハグないでたちの翔子にぴんと来る時江の感の鋭さ!見知らぬ彼女に「討ち入りはどうだったの?」の声かけも心憎い。
しょうこは仲間はずれにされて長い間悩んでいました。そんな日々の或る日のこと、いじめ女子グループが一緒に帰っている子を隠れさせて「○ちゃんは先に帰っちゃったよ~」って言ったのに対し、「聞いてもいないのに教えてくれてありがとう」とかわす場面に翔子は鉢合わせするのです。しょうこにとっては精一杯の強がりでした。
そのシーンを目撃した翔子は、しょうこの横のベンチに座りそっとハンカチを手渡すします。最初しょうこは受け取らないのだけど「私の影になっているから見えないわよ」と促され、ハンカチを目にあてて泣き出すのですが、後から交わす2人の会話は、まるで歳の差を感じさせない大人の女同士の会話に発展していきます。
自己紹介すると偶然にも2人とも名前が同じでした。しょうこちゃんの取った態度を立派だと褒め、そんな女の子好きだよと似たもの同士の2人は意気投合します。そしてしょうこは自分の将来が不安だったのでしょうね。翔子に「今幸せですか?」って問いかける。翔子は色々あるけれど前向きに生きているわと応えるのです。「女って大変だよねぇ」的な微妙な連帯感に微笑ましくなりました。
この3人には合い通じるものがあります。私が持ち合わせていないたくましさと優しさ!
しょうこ役を演じた子役さんは朝ドラの「カーネーション」でひと際上手い演技をしていて印象に残っていた彼女でした。派手ではないけれど、豪華な顔ぶれのキャストで引けをとらない彼女、成長するのが楽しみです。
 
名前も知らない人達は、私の人生に何の影響ももたらさないし、
私の人生も誰にも何の影響もあたえない…
世界なんて、そうやって成り立っているんだ…
そう思っていた彼女たちに偶然それぞれの時間が交錯して繋がっていったのです。
電車に乗っているわずか15分間のショートストーリーに心温まります。
 

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