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2017.06.27 09:55|映画


2015年 韓国

ヒマラヤ8000メートル級14峰の登頂に成功した、実在の登山家オム・ホンギルと仲間たちの軌跡を描いた山岳ドラマ。引退した登山家オム・ホンギルのもとに、ヒマラヤ4座をともに登頂した後輩ムテクが悪天候のため、下山中に遭難死したとの報せが入った。誰もが地上8750メートルでの遺体回収を諦める中、ホンギルはかつての仲間たちを集め「ヒューマン遠征隊」を結成し、エベレスト山頂付近に眠る仲間の亡骸を探すため、記録に残ることはない過酷な遠征に挑む。


韓国映画はほとんど観ないのだが、夫と一緒に鑑賞するには共通のテーマで登山ジャンルが無難。

ヨーロッパの登山映画は哲学的な要素を取り入れ、山でも生をめぐって生々しい利害関係が展開されることもある。それに比べ、日本はどちらかと云えば人が踏みめないような雄大な自然を軸に、人間関係が従に描かれているような~。

あるいは単独行かパーティー登山かでテーマが絞られるのかも。私はパーティを組むのは苦手なので、そこでの心温まる触れあいより、過酷な状況で自分と対峙したり大いなる自然に浸るというようなテーマが好き。

本作は勿論「ヒューマン遠征隊」なので、韓国らしい濃い人間関係が熱く語られていた。前半はコミカルに、後半部は感動的に盛り上げてそつなく仕上がった作品だと思う。

私的には、仲間に大きな犠牲を払ってまで遺体を回収してもらうのは重荷と感じるだろうな。


2017.06.15 14:11|映画

アフリカの女王


監督: ジョン・ヒューストン(John Huston)
出演: ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)、キャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)
米国アカデミー賞: 主演男優賞(ハンフリー・ボガート)

1951年 アメリカ・イギリス合作?


ローズが魅力的に描かれ楽しめるエンタメ作品だったと思います。原作は1935年ごろに上梓されているのに、ローズは現代にも引けを取らない女子力を発揮。時代には関係ないのかもしれませんねぇ~。タイトルだけの時は、アフリカの女王=ローズと勝手に想像しましたが、意外にもオンボロ舟の愛称でした。

アフリカ大陸が19世紀後半から西洋列強の植民地の狩場だったのに今更ながら唖然とさせられます。その頃の世界史を俄拵えで薄おさらいしました(汗)。

ローズが兄と布教していた宗教がメソジスト派というのに少し親近感を覚えました。最初にメソジスト派を知ったのは小説”赤毛のアン”でした。ウィキペディアによると、日課を区切った規則正しい生活方法(メソッド)を推奨したのが特徴的で、メソジストという名称は「メソッド」を重んじることから「几帳面屋」(メソジスト)とあだ名されたことに始まったらしい。そこにローズの人柄を見たような気がします。(アンの養い親であるマリラに似ているようでもあった。そう云えば彼らも兄と妹でしたね)

チャーリーから第1次世界大戦が勃発したのを聞かされたローズ。安全地帯に逃げ、川下の湖に浮かぶドイツ帝国砲艦ルイザ号を手製の魚雷で撃沈することを提案するほどの女性です。何も知らない無鉄砲さに半ばあきれながらも、勝ち気で前向きなローズに魅かれていったチャーリ―。狭い船上での男と女ー、恋に陥らずに難局を乗り越えられるはずがない(笑)。チャーリーの経験に裏打ちされた技術力や体力がなければ脱出はおろか魚雷もできなかったのは当然でしょう。ちょっと粗野でローズに振り回されつつ次第に意識するようになり好きになっていく。日常だったら出会えないまま不釣り合いのカップルだったかもしれない・・・。一見男が舵取り引っ張っていっているようで内実はそうでもないというのは珍しくはありません。

ラストで船上結婚式を挙げるのは時間稼ぎだろうと予想はしていたのですが、まさか”アフリカの女王”が土壇場でやってくれるとは!

同居している自然の美しさと厳しさが描写されているのに納得できました。迫力ある本物のライオンや猿、カバやワニの他に岸辺を彩る花々など雄大なアフリカ、いっぽう蚊と蛭に泣かされたり。

企画で兼題にならなければ手に取るのをためらってしまう旧い名作の数々。

ポールさんに機会を与えてもらい感謝致します。


2017.04.10 11:24|映画

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2001年  アメリカ

監督ロン・ハワード


大きく2部に分かれた作りが効いていると思います。前半部は2014年作「イミテーション・ゲーム  エニグマと天才数学者の秘密」を彷彿とさせ、似たような展開になるのではと危惧して鑑賞。ところが半ばでまさかのどんでん返し!ラストにどんでん返しがあるのは経験あるけど、途中に入れると観客をかなり引っ張れ、どちらの言い分が真実かどうかハラハラさせられます。

残念ながら感涙とまでは行きませんでした。ナッシュが病気で現れる幻影を振り払いながら、研究を続けていく姿には心打たれましたが・・・。






2017.02.24 11:26|映画

        

THE DANISH GIRL 

イギリス アメリカ ドイツ       

監督 トム・フーパー

1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を依頼される。その際に、自身の内面にある女性の存在を感じ取る。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことに。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、次第に理解を深め……。


「アイナー、今の時代に生まれていたらこれほど苦しむことはなかったのに!」と、そんな感想を持つのは甘いのだろうか。性別に女、男だけでなく、どちらにも属さない性があると言ったのは誰だったっけ?ほう、時代も進んだと驚いたのは1月のあるテレビ番組を視聴していた時だった。多種多様な生き方が認められる時代になったとはいえ、オネエ系キャラがマスコミ受けする一方では、偏見で職業や結婚ができない一般的なトランスジェンダーの苦悩も新聞などで報じられている。

世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家アイナー。

その彼を支え続けた妻・ゲルダが素晴らしい。夫が、もしかすると自分は女なのかもと思い始め服や下着、お化粧にとどまらず、真の女性になるために性別適合手術まで受けようとするまで向き合い、また彼の決意を尊重して、雄々しく励まし続けた。いつしか夫婦愛を超越して究極の愛と友情の絆で結ばれる関係性に到達していた。

あれだけ婚姻したお互いを深く尊重し思いやれるものなのだろうか。

ゲルダを演じたアリシア・ビカンダーが助演女優賞を受賞しているが、アイナー(リリー)を演じたエディ・レッドメインもさすがでした。

彼の涼しげで優しさに溢れた眼差しが忘れられません。


2017.02.13 17:18|映画

あん 映画


2015年河瀬直美監督

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…

観るつもりは毛頭なかったけれども、たまたまオンエアーされていて録画してしまいました

ハンセン病に対する差別は本での知識やマスコミが大きく取り上げて解っていたつもりだったが、映像にされたことで、より患者さんらの苦悩が深く伝わり心揺さぶられた。やはり映画の持つ影響力は大きいと新たに感じずにはいられなかった。

本作の持つ独特な世界観は嫌いではない。桜の樹々を渡る風の音や餡に寄せる徳江の想い、千太郎の抱えた暗い過去など。しっとりと穏やかに語られ流れていく影像。豪華キャストを揃え巧い俳優さんらの中で、希林さんの孫にあたる内田伽羅さんも初々しい。”どら春”オーナーを演じている浅田美代子さんが、デビュー当時の「みよちゃん」からは想像もつかないほどベテランの域にのぼってきているのも嬉しい。

でもなぁ~、終盤になるに連れ、あなた方は観なくてはいけないのですよ、知るべきですよのmust感が押し出されて来るとたまらない。徳江の友人・佳子(市原悦子さん)が登場してきて一気呵成で進んだ。中盤ぐらいまでの匙加減で終わったら、もっと素直に観れたかもしれない。ラストがあまりに唐突過ぎて、千切れてしまい興醒めしてしまった。千太郎が吹っ切れて生きていくのを表わしたかったのだろうが、私的にはもっと繊細に描いて欲しかった。

この手の作品を創るのはとても難しいのだろう。




もう一つのブログ(晴山雨読ときどき映画)にハンセン病患者でもあった歌人・明石海人さんを紹介しています。良かったらこちらも読んで戴ければ幸いです。

たまたま出会った歌でした。

この浦の木槿花咲く母が門(と)を夢ならなくに訪はむ日もがな」

海辺にほど近い生家では今ごろ木槿の花が咲いているだろう。ああ、母さんの住む家を訪ねて夢でなくほんとうにあいたいものだ というような意味あいの歌です。会えない理由があるのだろうか、しかも男性が・・・。母親に会えないのは戦地に居るからなのか、しかしそれも違う気がする


http://blog.goo.ne.jp/33bamboo/e/4fac161df633cee938def95e4acdb1b9


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