2017.01.27 11:32|映画

無題


原題 Astro Boy
製作年 2009年
製作国 香港 アメリカ


夢のような空中都市、メトロシティ。天才科学者テンマ博士は事故で命を落とした愛息、トビーの身代わりにと最新型ロボットを作る。姿はそっくりで記憶もトビーのまま。仲間のお茶の水博士が開発した<ブルーコア>という究極の未来型エネルギーをアトムの体内に搭載した。でも結局はロボット、息子の代わりにはならないとテンマ博士は彼を追い出してしまう・・・。
居場所を求めやってきた地上で、ロボットの出自を隠そうとするが自らを「アトム」と名乗った。新しい仲間もでき、父と別れた寂しさを抱えながらもたくましくなっていく。そんな頃、メトロシティのストーン大統領は<ブルーコア>の軍事利用を目論み、アトムの捜索を始める。捕らえられテンマ博士と再会するアトム。メトロシティと地上を巻き込んだ壮絶な戦いが始まる。


昨年の12月号『新潮』に手塚氏が描いていた未発表のイラスト29点が初公開され、手塚氏への興味が刺激された。イラストにはネズミのような耳を持つ人間の女性がベッドで体を捩らせるカットのほか、裸の女性がコイに変身するイラストなどエロスが喚起される作品が並ぶ。彼といえば、文部省推薦のような健全な作品がポピュラーだが、実は学生時代から大人向けと子供向けの両方を使い分けていた。メルモやリボンの騎士など、あの時代にはかなり衝撃的な物を描いているのだ

新年の新聞は私が読んだ3紙ともAIを取り上げた記事が圧倒的に多かった。

ロボット社会がもうそこまで来ているのだと感じずにはいられなかった。

以上が「アトム」を選んだ理由です。

アトムは妹が好きだったテレビ番組。私は仕方なく横で観ていたため、アトムと御茶の水博士が出ていた事や、ウランちゃんが歩く時にきゅっきゅっと床に響く音しか覚えていない。どんな敵と戦ったのか、詳しいストーリーはほとんど記憶に残っていない。

アトムってあんなに大人びていたっけ、もっと幼かったのではと自らの記憶を疑いつつ、結構引き込まれて観た。

観終わって検索したところ、やはり手塚治虫氏の原作『鉄腕アトム』よりも年齢を12、3歳に引き上げているようだ。

ロボットに対する差別などのエピソードの中に親子愛も深く描かれていた。最愛の息子を失ったテンマ博士の悲しみや過ち、アトムのロボットとしての切なさなどが含まれていて見応えがあった。親子間の葛藤や愛情を軸に、権力を握る悪との戦いもあり放棄されたロボットや子供たちとの間に芽生えた友情も本作を盛り立てている。


2017.01.22 15:48|映画

BS12トゥエルビで1月28日(土)20時~オンエアされます!


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製作国 スペイン/アメリカ

監督:ウッディ アレン


ハリウッドで成功した売れっ子脚本家のギル(オーウェン・ウィルソン) 。しかし、脚本の仕事はお金にはなるが満足感は得られず、早く本格的な小説家に転身したいと処女小説の執筆に悪戦苦闘中。そんな彼は婚約者イネズの父親の出張旅行に便乗して憧れの地パリを訪れた。ところが、何かと鼻につくイネズの男友達ポールの出現で、真夜中のパリを彷徨うことになった。するとそこに一台のクラシック・プジョーが現われ誘われるままに乗り込むギル。辿り着いた場所は古めかしい社交クラブ。そこにはあのフィッツジェラルド夫妻やジャン・コクトー、ヘミングウェイといった今は亡き偉人たちが居た。ジムは1920年代のパリに迷い込んでしまったことを知る。





パソコンの修理が『真冬のファンタジー』に間に合って良かった!

慣れないタブレットで1つだけ記事を更新しましたがもうとても大変でした。




『アニーホール』以来、ウッディ・アレンが監督する作品に寄り添えた例がないのに、本作にはすっかりはまってしまいました。ファンタジー・コメディといったジャンルでした。作家志望のアメリカ人男性がひょんなことから伝説の作家や芸術家たちが集う憧れの1920年代パリに迷い込んで、幻想的で魅惑的な時間を過ごすのです。出来ることなら、私もあの頃のパリでなくとも、日本のどこかにタイムスリップして行きたいものです。実際は、パリってごみが多く汚い街らしいのですが、やはりパリは芸術の都で魅了されるに違いないと思えました。

ギルが同棲中のイネズ、また彼女の家族との価値観の違いなどが分かり、2人の関係性が問われていく件なども楽しく観ました。

現代を憂え過去を懐かしむギルに、往年の偉人のジャン・コクトーやヘミングウェイ、ピカソらが似たようなセリフを、ギルに語り嘆いていたシーンは納得でき印象に残ります。

キャシー・ベイツに邂逅できたのも嬉しかったなぁ~。


((⊂(^ω^)⊃))


マミイさんのブログにも紹介されていました。こちらも参考にされて下さい!

http://ma3my.seesaa.net/article/370310652.html



2017.01.16 17:22|映画
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パソコンが壊れてしまい、修理中の間タブレットを買いしのごうとしていますが思うように行きません。そんな中で更新します
アメリカ移民の歴史を描くことにあり、それぞれの移民たちが争っていました。
1840年代から1860年代南北戦争のころまでの激動の街、ニューヨークを描いてあります。
トランプ氏が就任間近で今のアメリカを思わされます。沈黙のマーティン・スコセッシ監督だったのはタイムリーでした。
2016.12.29 15:05|映画

グーニーズ


1985年アメリカ映画



先ほど観た映画『バーレスク』の監督スティーブ・アンティンが『グーニーズ」に出ていたと知り確かめるべく再見しました。

何十年ぶりになるのかな?子供たちが小さかった頃一緒に何回となく観た映画でした。観終わって、家から近くに浮かんでいる島に自転車で探検に行ったことなども懐かしく思い出されます。その島は潮が干くと歩いて渡れますが、潮が満ちたら戻って来れなくなるので、時間を決めてドキドキしながら島を駆け足で一周したっけ。

何十年経っても色褪せることなく楽しめて嬉しかった!片目のウィリーの海賊船が、洞窟から解き放たれゆっくりと大海原へと進み出て行くラストはやっぱり素敵です。まだ今もどこかの海を航海しているように思えます。

ただ、「フラッテリー一家」の長男ジェイクが脱獄するシーンはすっかり記憶から抜け落ちていました。

スティーブ・アンティンはトロイ役で出演していたのですね。父親が主人公のマイキー達の家に金を貸していて居丈高で嫌味な役柄だったから分からなかったのは無理もありません。

兄ブランドンの恋人アンディの友人・ステファニー(眼鏡をかけている)を演じていたマーサ・プリンプトンのファンになったのもこの映画からでした。『モスキート・コースト』やリバ―・フェニックスと共演した『旅立ちの時』など好きな映画でした。

リバちゃんは逝ってしまったけど、彼女はもう46歳になっただなんて信じられない。


2016.12.22 13:43|映画

その夜の


2012年 監督 赤堀雅秋

鉄工所を営む中村は、5年前に妻をひき逃げ事件で失って以来、無気力な日々を送っていた。一方、ひき逃げ犯の木島は刑期を終え出所したが、しばらくすると匿名の脅迫状が届くようになる。中村の妻の命日に2人はついに対峙することになるが……。


ミロクローゼが不発に終わったので観るのを止そうかと思ったのですが、本当に観て良かった!映画や本、大好きな山にしたって、それぞれ好みが違うのでとにかく自らの目で確かめるしかない。

殺伐とした現代に生きている希薄で孤独な人間関係をあらゆる角度から、多様なキャラクターとエピソードをまじえて作られた、一見の価値ある佳作だと思いました。

堺雅人さんは好きな俳優で映画やテレビは何作か観てきましたが、この役柄はまったく違ったタイプを演じていて、マンネリ化を感じていた私には新境地を開いてもらったようです。ホテトル嬢との絡みで優男の裸体をさらけ出す役者魂にもね(笑)。

糖尿病なのにプリン依存症である健一が、冒頭ではあれほどプリンを浴びるように食べほしていたのに、ラストではプリンをぐちゃぐちゃに握りつぶし誘惑を断ち切り食べなかったシーンにやっと光明が差しほっとできました。妻の留守電を消去した健一はプリンとも決別し前を向いて生きていけそうです。

健一演じる堺さん、木島を演じる山田孝之さんが放つ負のオーラは凄かった!

真面目な「被害者」健一と、手のつけようがないようない「加害者」木島は対極のようですが似た者どうしだったのではないだろうか。人との交流が苦手な人たち。

健一は無口で度の強い眼鏡をかけ他人との関りも避けて孤独に生きている。

一方、木島は思い通りにいかないことを暴力で発散させながらもいつも苛立っているのに、小林(綾野剛)や星(田口トモロヲ)、関(谷村美月)らは彼から離れようとしない・・・。その理由は寂しいからだった。もしかすると、木島は口で言うほど悪ではなかったのかもしれません。

キーワードの様に出て来たセリフ「出来ることなら他愛のない話をしたい。平凡で、昨日観たテレビや何を食べたのかなどの」。ニュースで良く耳にするいじめなどの少年犯罪を思い出しました。中心メンバーの犯人から逃れられずに共に行動し犯罪に手を貸してしまう少年たちー。

映画の彼らは立派な成人だから犯罪に手を貸すことはなく、最後の一線は守られていますが。

義兄である青木が、殴られて生き埋めになりそうな中で、小林に言った言葉が心に刻まれています。「平凡とは全力で築き上げるものだ」。若い頃は嫌で軽んじていた平凡。でも、大人になって平凡ってそう簡単に手に入るものではないと気づかされます。

他愛もない会話ができる日常、他愛もない会話ができる相手。私たちが渇望し手に入れようともがいているのは”平凡な日常”。

最後にひとつ心残りがあります。詩集を売る老人が、包丁を持ちふらつく健一に言ったセリフの謎がとけません。「物語だろう?君には関係ない」。物語とは妻が亡くなった事故を指すのでしょうか?心当たる方教えて下さい。

健一の鉄工所の従業員を演じていた久保(高橋 努さん)の役柄も良かったです。大柄で筋肉質な彼に不似合いな顔を覆って泣くシーン、電話で自分の子供に話しかけるシーン、左手薬指にはめたリングがくっきり際だっていました。

出演者すべての演技が見応えあった作品です。

ケフコさんとは異なった感想になりましたが、リクエストして下さり本当にありがとうございました。

今回もブログdeロードショーに感謝致します!



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