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2020.11.20 10:26|
集英社
発売日 : 2020-08-30
鴎外の子供たちにつけた名前、於菟(オト)茉莉(マリ)杏奴(アンヌ)類(ルイ)はまるでキラキラネームの先駆けのようだ。語学に堪能、ドイツ留学もしている鴎外にとって、子供たちも日本だけでなく外国で活躍するだろうと信じていたのだろう。作家・森茉莉さんしか知らなかったのだが、他の子供たちも強い個性を持ち才能に恵まれ輝かしい人生を歩んでいる。
本作は末っ子の類(louis)さんの生涯を追ってある。肩書は随筆家、しかし他の兄弟と違い学業不振で進学もままならず、画家を志し留学するも大成できていない。出版社に勤めたり、美術講師をしたり、本屋を開業したりするが、どれも中途半端でうまくいかない。小説やエッセーはそこそこまでいってもいまひとつパッとしない。

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2020.10.31 11:33|
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…

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2020.10.28 14:12|
秋月藩(福岡)の女性放浪詩人・原采頻(はら さいひん)をモデルにした本作。江戸時代の話だが、自由奔放に生きる傑物は時代に関係なく世に現れるものだ。儒学者の娘で父と遊歴の旅を重ね、父亡き後は単身江戸へ赴き、漢詩人となった女性。大柄の美人で豪放磊落、大酒のみ、剣を使い、時には男装で闊歩した。まるで漫画のような世界を地で行ってたなんて驚く。
秋月黒田家お家騒動の内幕を背景に、采頻を”みち”と云う名前で登場させ歴史小説に仕立てる巧みな術! 小説を読まなければ原采頻を知ることはなかっただろう。
2020.10.23 16:31|GYAO
アンディ・ガルシアが製作・主演を務め、夢を諦めきれない中年男性とそれぞれ秘密を抱える家族が織り成す人間模様を描いたハートフルコメディ。ニューヨーク、ブロンクス地区のシティ島に住むビンスは、刑務所で看守として働きながら、妻や大学生の長女、高校生の息子と平凡な暮らしを送っている。その一方で俳優になる夢をいまだに捨てきれず、家族に内緒で演技学校に通っていた。そんなある日、ビンスは勤務先の刑務所に新たに収監された囚人トニーが自分の子だと気づく。トニーは母親と死別しており、唯一の親族であるビンスが身元を引き受けることに。家族にもトニー本人にも血の繋がりを明かさないまま、彼を自宅に連れて帰るが……

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2020.10.17 14:03|DVD
一見、恋愛映画風ではあるが女性の自立と解放も描いたのだろうと感じたのは間違ってはいなかったようだ。今まで「旦那様」としか呼べなかったラトナが、ラストに初めて電話口で”アシュヴィン”と名前を呼んで幕切れとなる。映画を観た後で、脚本、監督を担当したロヘナ・ゲラさんが「インドの階級問題を、恋愛物語を通して探求できないかと考えて製作した」と、語っているのを知った。

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